※追記:新作もランキングに追加しました。
やっとKanye Westさんのアルバムの感想記事を書き終わりました。
その記念に個人的なKanye Westさんのベスト・アルバム・ランキングを作成いたしました。オススメのアルバムを紹介するという感じではないのですが、興味を持ってくれたのであれば嬉しいです。
因みに『Watch The Throne』と『Donda2』は今回は除外しました(記事も書いてないしね)。
前者はJayZとのコラボアルバムであるため、後者は私の環境では聴くことができないためという理由によって除外しています。
それでもいいという方は見ていってください♪
ではまずは第11位からです。
個人的Kanye Westアルバム・ランキング
11位 『Ye』
8枚目のアルバムである『Ye』が第10位
収録曲は7曲と少ないアルバムですね。私はアルバムの収録曲に関してはあまり気にしておらず、収録曲が1曲でも全然構わないタイプです。しかし、このアルバムについては収録曲全曲があまり好きではなく、収録曲の少なさのデメリットが存分に前に出てきた形ですね。曲は多ければ多いほど、好きな曲が見つかる可能性が高まりますからね。
どういう部分が好きじゃないのかというと、全然盛り上がるパートがない点だと思います。「気がついたらアルバムが終わっている」というのは誉め言葉としても成り立ちますが、このアルバムに関しては誉め言葉になりえませんね。それだけ印象に残るような強い曲が個人的にはなく、この位置となりました。
全体に漂う雰囲気は結構好きなんですけどね……
10位 『Donda』
第9位は10枚目のアルバムである『Donda』になります。
このアルバムについては「Off The Grid」や「Come To Life」など好きな曲は結構ありますし、Kanyeさんのラップもキレキレで、客演の方々も豪華です。
じゃあ、どうしてこの位置なのかというと、ただひたすらに長いからです。1時間30分越えは私には厳しかったです。
なので、アルバム全体としての順位はここになりました。
9位 『Vultures』
第9位は現時点で一番新しい作品である『Vultures』です。出る出る詐欺だと思っていたら、急に出たのでびっくりした記憶があります。
Dondaの雰囲気を引き継いだTrap主体の楽曲が揃っているんですが、所々で過去作のような風格を醸し出すような瞬間があって、Kanyeらしいポップさを十分に楽しめる作品になっていると思います。
それでも過去作と比較すると楽曲が弱いかもしれませんが、まだまだできるぞというのを見せつけたような作品だと思いましたね。
8位 『808s&Heartbreak』
殆どシンセポップな四枚目のアルバムが第8位となりました。
冷たいシンセ音と、オートチューンのかかったKanyeさんの歌声が印象的ですね。全体の雰囲気は私好みなんですけど、聴いていると「Kanyeさんじゃない人が歌っていればなあ」と思うことが結構あります笑 せめてラップしてくれたら印象が変わるんですけどね。
もうちょっと違えば名盤になったアルバムだなというのが個人的な印象ですね。
7位 『The Life Of Pablo』
7枚目のアルバムが第7位です。
世間的な評価は高いアルバムなんですけど、個人的にはイマイチでしたね。理由は単純で、好きな曲があまりないからです。1stや2ndの頃にはあったわかりやすいポップな曲もあまりないですし、かといって面白いことをやっているなと思える曲もそれほどなかったです。一曲目のUltralight Beamは大好きなんですけどね。
6位 『Ye』
9枚目のアルバムが第6位にランクイン。
この辺りの位置にこのアルバムを置く人はあまりいないんじゃないでしょうか。世間的な評価もそれほど高くなさそうですしね。ですが、個人的には好きなアルバムです。全体として統一感があるし、ゴスペルがもたらす元気な感じが心地いいんですよね。それなのに、俯瞰してみるとアルバム自体は暗めという、コントラストがいいですね。このアルバムは逆に尺が短くてよかったなと思えるアルバムでしたね。
5位 『Graduation』
3rdアルバムである『Graduation』が第5位。
シンセが多く使われるようになったアルバムですが、単純に曲がポップで、聴いていて楽しくなるアルバムなので大好きです。サンプリングされている曲も有名どころが多く、親しみやすいアルバムだと思います。多分、Kanyeさんのアルバムで一番最初に勧めるならこのアルバムという方も多いのではないでしょうか。
4位 『Late Registration』
2ndアルバムが第4位になりました。
メロウな楽曲が多く、聴いていて心地の良いトラックが多いアルバムだと思います。R&Bやソウルの要素を強く感じるので、そういったジャンルが好きな方にはたまらないアルバムなのではないでしょうか。アダルティな雰囲気を醸し出しながらも、ポップなので普通に聴きやすいアルバムです。大人しめなので、一人でしっとりとしたいときに最適な気がします。
3位 『The College Dropout』
記念すべき1stアルバムが第3位です。
1stと2ndのどちらが好きかと聞かれたら迷う人も結構いるのでは。私の場合、2ndは後半の楽曲がいまいちなので、1stの方が上の順位に来ました。このアルバムもポップな曲が多く、それでいてバラエティ豊かな楽曲が揃っているという印象ですね。2ndより上にした理由は前述した通りなんですが、こっちの方が個人的に好みな楽曲が多いからですね。ヒップホップらしい、体は激しく動かせるようなのれる曲がいっぱいあります。
2位 『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』
5枚目のアルバムが第2位です。
「あれ、一位じゃないんかい」と思われた方も結構いるかもしれませんが、私の場合は2位ですね。民族音楽を想起させるような打楽器によって作り出されるリズムもいいですが、なによりどのトラックもポップでありながら実験的な要素も感じさせるのが素晴らしいです。客演も豪華で、半分以上Kanyeさんじゃない人が歌ったりラップしている曲も結構あるんですが、それによって聴いていて全く飽きがきません。アルバムとしての完成度も高く、歴史的名盤と言っても過言ではないでしょう。
唯一の欠点は一曲がちょっと長いかなというところですかね。
1位 『Yeezus』
栄えある第1位は6枚目のアルバムである『Yeezus』ですね。
一位にした理由はコンパクトに纏まっているという点ですかね。全曲聴いても40分と、無駄な部分を削ぎ落したようなミニマルな感じが好きです。曲自体も全曲クオリティが高くて、インダストリアルなサウンドなのでポップと形容するのはちょっと難しいですが、私は全曲好きですね。特に4曲目から9曲目にかけての流れが好きで、統一されたダークな雰囲気がたまらないです。評価は高いですが、Kanyeさんのアルバムの中ではあまり聴かれていないような印象なので、是非、もっと聴いて欲しい作品ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「なんでこのアルバムがこんなに下なんだ?」といった意見はあると思いますが、好みは人それぞれなのでね。
この記事を読んでくれた方々も、自分でアルバムランキングを作ってみるのも面白いかもしれません。聴き直したりすると、意外な発見があったりするかもしれませんよ。
では、ランキングはこの辺りで終わります。
次の1stから聴いてみるアーティストは誰にしようかな……
1位 『Yeezus』
2位 『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』
3位 『The College Dropout』
4位 『Late Registration』
5位 『Graduation』
6位 『Ye』
7位 『The Life Of Pablo』
8位 『808s&Heartbreak』
9位 『Vultures』
10位 『Donda』
11位 『Ye』