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【感想】Kanye West-『Graduation』【レビュー】

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アルバム感想
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追記:加筆修正

 

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Kanye West-『Graduation』の感想及びレビュー

 College Dropout(大学中退)したのに、Late Registration(中途入学)して、ついにGraduation(卒業)……複数のアルバムで意味を作るのはあまり見かけないような気がします。

 アルバムジャケットの熊さんも元気よく空に飛んでいきます。

 輝かしい未来へと向かっているみたいですね。

 さて、そんな3rdアルバムなんですが、サウンド方面も前作とは打って変わってどこか近未来的――シンセや電子音がふんだんに使われたサウンドに仕上がっています。

 二曲目の「Chamoion」のサンプリングもいいんですが、シンセサウンドがさらに曲全体を豪華に装飾していて、ポップです。

 そして、三曲目の名曲「Stronger」

 Daft Punkをサンプリングした曲ですが、加工された音声が癖になりますね。

 あと、Kanyeのトラックがなんだか面白い理由として、「ずっと同じパートを繰り返さない」というのがあるように思います。

 普通のヒップホップはあるトラックから音を抜いたり、ビートを抜いたりして、それを繰り返して一曲にしていることが多いのですが、Kanyeの場合、途中で色々メロディや音を変えている曲が多いような気がするんですよね。

 二曲目の「Champion」といい、この「Stronger」もよく聴いてみると、バックのDaft Punkの声パートが所々で変わっていますし、最後の方でちょっと不穏な感じのシンセパートがあったり、飽きさせない工夫が沢山施してあるように聴こえます。

 四曲目の「I Wonder」や、五曲目の「Good Life」も、ボーカルのサンプリングに厚いシンセを重ねたような曲。

 捨て曲のない、ポップで乗れちゃう曲ですね~

 九曲目の「Flashing Lights」はストリングスが醸し出す、何処か荒廃した世界を歩いているみたいな雰囲気が素敵。

 だけど、やっぱりシンセがあるとキラキラしていて、最終的にはポップな印象で終わる感じ。

 12曲目の「Homecoming」Coldplayのクリスマーティンがボーカルをしている曲。

 前のアルバムでもMaroon5のアダムがボーカルをとったりしてますし、POPな曲にしたいという意向があったのでしょうか。

 この曲にはクリスのボーカルがあってる感じがしますね。

 …………

 Kanyeのアルバムのうち、一番最初に勧めるならこのアルバムなのかなと個人的には思います。

 サンプリングされている曲が結構有名どころが多いですし、結構、ポップな感じに聞こえるからです。

 聴いていてとても楽しくなるアルバムだと思いますね。

 よかったら聴いてみてください。

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