【レビュー】「Vultures」- Kanye West & Ty Dolla $ign【感想】

「Vultures」- Kanye West & Ty Dolla $ignのレビュー及び感想

「出るぞ出るぞ～」と言われながらも、「いや、Kanyeだから出ないよ」という声もあって、結果的に金曜日に出ず「やっぱり～」と思っていたらいきなり土曜日に出たKanye WestとTy Dolla $ignの新譜。

　わかってやっているというか、我々を弄んでいるだろうと思う発表の仕方だったんですが……やはりKanye Westは神なのか？　（というか普通にKanye名義なんだ）

　色々とぶつくさ言われている彼ですが、新譜が出てからのTLは絶賛の嵐という感じでしたね。

　掌返し……というよりも、「やればできるじゃねえか」という感じで、なんだかんだ愛されているんだなと思ったり。

　と、ここまでは私から見た周囲の反応なんですが、私が聴いた感想としては「過去の名盤と比較するとそこまで好きではないけど、いい作品を出してきたな」という感じです。

　全体的にDondaの雰囲気を引き継いだようなTrapが多い印象。

　ただ凶悪なシンセや、サンプリングなどを駆使してしっかりと聴かせて来るのがやはり彼の凄い所だと思いますね。あと、なんだかハウスっぽさがあるというか、ダンスミュージック的なアプローチが多いような気もします。

　所々で過去作っぽさを匂わせているのも面白いです。例えば、この曲とこの曲で同じフレーズが使われているとか、

最後のフレーズが一緒。「Fucking ridiculous」の所

　あともう一曲↓と同じフレーズが使われてる楽曲があった気がするけど、~~どれか忘れた（）~~

この曲自体もサンプリングではあるけど。

追記：アルバムで一番好きな曲にあったわ↓

　他にもあるかもしれませんが、ファンには嬉しいオマージュだったんじゃないでしょうか。

　全体的に滅茶苦茶印象に残る楽曲は個人的になかったものの、どの楽曲もクオリティが高いなと思いましたね。Dondaよりも私的には好きな作品ですね。

　今年はあと二枚くらい出る？　みたいな話もあるっぽいのでとても楽しみです。

　一番好きな楽曲：CARNIVAL