【レビュー】Kanye West-『JESUS IS KING』【感想】

追記：加筆修正

Kanye West-『JESUS IS KING』のレビュー及び感想
全曲感想
まとめ

Kanye West-『JESUS IS KING』のレビュー及び感想

　アルバム名もさることながら、収録されている曲名に「God」といった文字があり、曲の内容もゴスペルといったキリスト教色を強く感じさせるアルバムとなっています。収録曲は11曲と、一見すると変な所はないんですが、収録時間は27分と短め。一曲一曲が短いんですよね。

　私はキリスト教に関して全然詳しくないのですが、ゴスペルに対する印象と言えば、溌剌としていて、明るく、聴いている人も歌っている人も笑顔になれる……といったものなんですが、このアルバムはやっぱりちょっと暗めです。

　今回も収録時間が少ないので、前回と同じく一曲ずつ一言感想を添えていきたいと思います。

全曲感想

①Every Hour
　これはもう完全にゴスペルですね。飛び跳ねるようなピアノがいいです。歌詞は全然わからないんですが、楽しくなります。

②Selah
　荘厳なオルガンの音がいいですね。教会の中心で一人でラップしているKanyeさんの姿が容易に想像できてしまいます。でかいドラムの音が気持ちいい。ハレルヤと何度も高らかに繰り返されるパートは本当に壮大で、畏怖すら覚えます。

③Follow God
　二分にも満たない短い曲ですね。ゴスペル調のアルバムですし、ここでもオルガンの音が存在感を発揮しています。前のアルバムでもあったが、ここでもKanyeがラストで叫んでいますね。

④Closed On Sunday
　アコギの音が素晴らしい。唸るようなベースラインも、女性のコーラスも、聴いていると何処か知らない世界に迷い込んでしまったように感じられます。曲名通り、閉じられた感じがする曲です。

⑤On God
　五曲目にしてシンセ音が入ってきましたね。しかし、この曲にも「God」とついていて、シンセ音が主体でもキリスト教色が強く出ているなと感じられる曲ですね。

⑥Everything We Need
　加工されたハモリが美しいですね。お、う、といった鳴き声みたいな音が面白い。

⑦Water
　この曲名も聖書とかで出てくる水のことを指しているんでしょうね(聖書については全然詳しくないんですけど)。ここまで聴いていて、ヒップホップですがそこまで低音が強く出ていないような印象ですね。やっぱハモリが美しいですね。しかし、聴いていて、何回Jesusって呟くんだと突っ込みたくなってしまいました笑。