※当サイトには、商品プロモーション等が含まれている場合があります。

【レビュー】『Did you know that there’s a tunnel under Ocean Blvd』-Lana Del Rey 【感想】

スポンサーリンク
アルバム感想
この記事は約7分で読めます。

 

※私はAmazon Music Unlimitedで音楽を聴くことが多いです。音質もよく、人によっては無料で体験できます。 Amazon Music Unlimitedの登録はこちらから
スポンサーリンク

『Did you know that there’s a tunnel under Ocean Blvd』-Lana Del Reyのレビュー及び感想

 今回聴いていくのはLana Del Reyさんの新アルバム『Did you know that there’s a tunnel under Ocean Blvd』です。めちゃくちゃアルバムタイトルが長いですが、尺も長く1時間17分という大作になっていうようです。和訳すると「オーシャントンネルの下にトンネルがあることをご存じですか?」といった感じのよう。

 それでは聴いていきましょう♪

 

全曲感想

赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。

①The Grants 
 アカペラから始まる静かな立ち上がり。ゴスペルっぽさがありますね。そこから柔らかなピアノが入ってきます。リバーブのかかった広がっていくボーカルが美しいです。

②Did you know that there’s a tunnel under Ocean Blvd 
 ピアノを主体としたバラード。ストリングスの音も入っています。ひたすらシンプルな曲で、美しいLanaのボーカルが映えますね。小さく入ってくるピアノの高音がいいです。だんだんと盛り上がっていく展開もいい。

③Sweet 
 これまたピアノを主体としたスロウバラード。かなりシンプルですね~。

④A&W 
 ピアノのアルペジオ的なフレーズがいいですね。Lanaのファルセットが美しいです。アコギっぽい感じの音もいいです。ドラムも途中から入ってきますがかなり軽い感じ。後半は色々と面白いことをやってて聴いていて楽しいです。

⑤Judah Smith Interlude 
 映画の一シーンを切り取ってきたみたいな曲。ピアノのメロディがいいですね。

⑥Candy Necklace (feat. Jon Batiste) 
 一昨年のグラミーで驚きのAOTYを獲得したJon Batisteがフィーチャリング。ピアノとボーカルのユニゾンがいいですね。

⑦Jon Batiste Interlude 
 まさかの曲名にJon Batisteが入ってます。これも映画の一幕みたいな感じになってます。

⑧Kintsugi
 限りなく音を絞ったピアノソング。アコギの弦が擦れるような音も微かに聴こえてきます。ボーカルの広がりがやっぱりいい。

⑨Fingertips 
 ストリングスが輝いている曲。もうオーケストラですねこれは。

⑩Paris, Texas ft. SYML
 ピアノの音が素晴らしい。まるで何処に迷い込んだような錯覚を覚えそうになる曲。ただただ美しさに圧倒されそうになる楽曲。

⑪Grandfather please stand on the shoulders of my father while he’s deep-sea fishing
 これまたピアノが美しい曲。穏やかな前半から段々と盛り上がっていくのがいいですね。

⑫ Let The Light In ft. Father John Misty
 ここにきてアコギ主体の曲。男性ボーカルとのハモリが素晴らしい。

⑬Margaret (Audio) ft. Bleachers
 合唱のようなパートがいいですね。聴いているとどうしてか昔を思い出してしまいます。アウトロも綺麗でいい。

⑭Fishtail
 最初の歌い方でどうしてかBillie Eilishを思い出しました。Trap的なドラムも入り、このアルバムの曲の中ではかなりポップな部類の楽曲なような気がします。

⑮Peppers ft. Tommy Genesis
 ……と思っていたらこっちの曲の方がポップですね。ラップっぽいパートも入っていますし。アルバム全体としても盛り上がってきているような気がします。

⑯Taco Truck x VB
 エレキギターの音色が沁みますね~。いい曲です。

 

総評

 極限まで音数を絞っているためか、Lanaの美しい歌声がより映えて聴こえるのがいいですね。
 誰もいない大きなホールの中心で歌っているような姿が容易に想像できます。

 ピアノやストリングスの美しい旋律がより一層アルバム全体を覆う悲しげな雰囲気を助長して、聴き手を別の世界に誘ってくれます。

 アルバムの後半はゲストがいることによるものなのか、結構ポップな曲もあって今までにないLanaの姿も垣間見えたような気がします。

 なんにせよ、この冷たい空気が私は好きでしたね。もっと歌詞とかを調べたら別の見え方ができるのかもしれません。

 ただ、一時間十七分は長すぎますね。後半にポップな曲をいれて飽きるのを防いでいるのかもしれませんけど、聴いていてちょっと疲れてきてしまいました。

 是非、聴いてみてください。