世界には天才と呼ばれる人物がいます。
そういう人たちはえてして若き頃から大活躍をして、結果を残しています。
例えば、音楽界で言えばLordeもそれに当てはまるアーティストな気がします。

ロード(Lorde)の芸名で知られるエラ・マリヤ・ラニ・イェリッチ=オコナー(Ella Marija Lani Yelich-O’Connor、1996年11月7日 – )は、ニュージーランドのシンガーソングライター。13歳でユニバーサルミュージックと契約。2013年のデビューシングル「ロイヤルズ」(Royals)は、全米・全英のシングルチャートの首位に君臨した。第56回グラミー賞で最優秀楽曲賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を授与された。影響を受けた作家はレイモンド・カーヴァー、音楽家にはジェイムス・ブレイク。2021年現在アルバムの売り上げは世界で1200万枚以上、ストリーミング再生回数は100億回以上である。
当時17だか18歳だとかでGrammy賞を獲得していますからね。
最近はBille EilishやOlivia Rodrigoなど、若くから頭角を現すアーティストも多く、若干埋もれてしまった感が否めない感じではありますが、彼女もまだ20代です。
6月に新譜も出るということで、今回はLordeのこれまで発表した音楽アルバムの個人的なランキングを作成しました。
簡単な感想も載せています。楽しんでいただけたらなによりです。
それではどうぞ。
個人的なLordeアルバム・ランキング
4位:Solar Power(2021年)
第4位は3rdアルバムであるSolar Powerです。
今までシンセポップ的な楽曲を作っていた彼女ですが、本作ではアコースティックギターを手に取っています。
全体的にリラックスとした雰囲気の楽曲が多く、すんなりと聴けてしまいます。
その分、楽曲は今までと比べて弱め。冒頭の二曲はまだいいんですが、それ以降の楽曲はあまり記憶に残らなかったですね。
メロディやハモリなど彼女らしいんですがそれだけで、耳に残るようなキレはあまりなかったのが惜しいですね。
そんな感じの理由でこの順位となりました。
一番好きな楽曲:The Path
3位:Pure Heroine(2013年)
3位はデビュー作であり、出世作でもある1stアルバムのPure Heroineです。
全体的に音数を絞ったシンプルなシンセサウンドが展開されており、彼女の声やハモリの美しさを引き立たせるようなアレンジがなされているように思います。
大ヒット曲であるRoyalsなんて、ほぼドラムとベース、あとは声だけで構成されているようなシンプルさですからね。
4曲目のRibsも楽曲自体はとてもシンプルなのに、胸に訴えかけるようななにかがあるような気がします。名曲です。
このミニマルさがたまらないんですよね……良盤です。
一番好きな楽曲:Ribs
2位:Virgin(2025年)
第2位は四作目のVirgin。
前作で少し遠のいたシンセポップ成分が戻り、トレンドのクラブサウンドが加わった感じですね。
彼女特有の低音に重なるハモリは本作でも健在で、聴いていると突き抜けるような気持ちよさがあります。
滅茶苦茶ヒットしそうな楽曲はなさげですが、全体的にクオリティの高い作品に仕上がっていると思いますね。
関連記事→【レビュー】「Virgin」- Lorde【感想】
一番好きな楽曲:Shapeshifter
1位:Melodrama(2017年)
第1位は2ndアルバムであるMelodramaです。
前作と同じくシンセポップなサウンドが展開されていますが、前作と比べて音数が増え、ダイナミックさというか力強さが増したような気がします。
1曲目のGreen Lightの前方が開けていくような感じがたまらないですね。
女性ボーカルながら低音を響かせるようなボーカルもこれまた耳に残ります。そこに折り重なっていく高音もこれまた美しい。
全体的に耳から離れないポップなメロディが多く、聴いていてとても楽しい作品です。
個人的にシンセポップはあまり馴染まないタイプなんですが、これは間違いなく名盤だと思います。
一番好きな楽曲:Homemade Dynamite
まとめ
まだまだお若いアーティストなので、ここからまたヒットしてほしいですね。
個人的にはMelodramaのような路線を待っています。
それでは今回はこんなところで。
4位:Solar Power(2021年)
3位:Pure Heroine(2013年)
2位:Virgin(2025年)
1位:Melodrama(2017年)

