2023年時点までのPortisheadのオリジナルアルバムを全て聴いたので、今回は個人的な彼らのアルバムランキングを作成してみました。
ポーティスヘッド(Portishead)は、イギリスの音楽グループ。1991年にブリストルでボーカルのベス・ギボンズと作曲担当のジェフ・バーロウによって結成され、後にギタリストのエイドリアン・アトリーが加わりトリオとなった。バンド名は、ジェフが育ったサマセットの田舎町ポーティスヘッドに由来する[1]。
マッシヴ・アタック、ラム、トリッキーなどと並び、ブリストルを発祥の地とするトリップ・ホップの先駆者として知られ、ファースト・アルバム『ダミー』は350万枚、セカンド・アルバム『ポーティスヘッド』は200万枚のセールスを記録する大ヒットとなった。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%89
1991年結成で、2008年にもアルバムを一枚出しているのですが、今までに出したアルバムは3枚と少なめです。しかし、そのどれもが名盤とされているバンドです。
「このアルバムがおすすめ!」といった感じではなく、ただ私がどこが好きでどこがあまり好きじゃないかをだらだらランキング形式でだらだら書いていく自己満記事です。ですが、紹介していく中で気になるアルバムがあって「聴きたい!」となってくれたのなら幸いです。
それでは第3位からです。
3位:Portishead(1997年)
バンド名を冠した2ndアルバムが第3位です。このアルバムを最後に彼らは長い間活動を中止することになります。
活動休止前のアルバムになると、メンバー間のやる気がなかったり、関係にヒビが入っていたりして、あまり仕上がりがよくないことが多い印象ですが、本作はしっかりと名盤です。前作にあったTrip Hop(本人たちはこのジャンルにわけられるのを嫌がっているという話を聞いたことがあります)の要素をそのまま押し進めたようなサウンドになってます。
フィルターがかかったような幻想的なサウンドは別世界が広がっているみたいで美しいです。くぐもったジャズ的なピアノやギターがちょっと毒々しく響いているのがいいですね。
ですが、前作と比べてもあまり違いが感じられず、それでいて前作の方がクオリティが高いかなというのが本音です。それでも十分に素晴らしい作品だと思います。
一番好きな楽曲:Elysium
2位:Dummy(1994年)
2位は1stアルバムである「Dummy」です。
Portisheadの中では一番知名度が高い作品なのではないでしょうか。当時のマーキュリー賞を獲得したりしていますしね。
ヒップホップの影響を強く受けたスクラッチやループ構造は病みつきになりますし、古びたようなサウンドは何処か退廃的な雰囲気を醸し出しているのがいいです。ちょっとしたホラー映画のサウンドトラックにも似た感じがたまらないですね。
冷たいながらも、女性ボーカルの耽美で温かい響きが良い具合に混ざり合って、聴いているとうっとりとしてしまいます。
そんな感じの理由で第2位としました。
一番好きな楽曲:mysterons
1位:Third(2008年)
第1位としたのは約10年ぶりの作品である「Third」です。現時点では彼らの最新のアルバムですね。
本作はそれまでの2作と明確に変わっていて、それまでの古びたサウンドというか、ダークな雰囲気は残しつつも、Trip Hopから若干離れたサウンドとなっています。ループ構造ではなく、所々でプログレッシブな展開を見せたり、エレクトロなサウンドが顔を覗かせたりします。
それが個人的にそれまでのアルバムよりも刺さりまして、特に前半の楽曲の流れは他の名盤に引けを取らない、素晴らしい楽曲が揃っていると思います。機械的でありながらも、何処か映画音楽的な抒情性も感じられたりして、何回聴いてもいいと思える作品ですね。
それまでの2作が好きな人には少し合わない部分があるかもしれませんが、必聴の作品だと私は思いましたね。
そんな感じの理由で第1位としました。
一番好きな楽曲:we carry on
まとめ
いかがだったでしょうか? もし、聴いたことのない人が「聴いてみようかな」と思ってくれたのであれば嬉しいです。
2008年からアルバムは出ていないんですが、もしまたアルバムが出るならとても楽しみですね。
それでは今回はこんなところで。
1位:Third(2008年)
2位:Dummy(1994年)
3位:Portishead(1997年)