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【レビュー】「Mount Eerie」-The Microphones【感想】

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アルバム感想
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Mount Eerie, by the Microphones
5 track album

 

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「Mount Eerie」-The Microphonesのレビュー及び感想

 今回聴いていったのはThe Microphonesさんの「Mount Eerie」というアルバムです。

 The Microphonesさんのアルバムは一昨日にレビューしましたし、昨日もJoni Mitchell「Blue」をレビューしたのでフォーク系のアルバムが続いてしまってますがすみません。

 最近、フォークを聴きたい耳になっているんですよね~。時折、こうした特定のジャンルばかり聴きたくなるときがあります。皆さんもそういったことはありませんかね?

 で、「Mount Eerie」の感想なんですが、これがかなり癖のある作品になっています。

 一応、五曲収録されているんですが、全曲繋がっているので実質一曲みたいなものです。その中でも特に一曲目の1.The Sunがかなり強烈です。

 雨が降っているような薄いノイズから始まり、心臓の鼓動のような音、右から左へ、左から右へと移動していくドラム、Lofiなサウンド……儀式めいたサウンドが長い間奏でられます。これがかなり素晴らしいです。

 まるで、雨乞いの儀式をしているような……そんな感じがします。ただ、なにか大きなものが襲い掛かってくるような感じもあって、歌詞を簡単に訳すと「黒船がくる」みたいな歌詞があるので、どちらかというと後者のイメージの方があってるのかもしれません。

 最後の方では雨が降り出したようなノイズが入り……色々なイメージを想起させてくれるような作品です。まだ歌詞が読み込めてないんですが、そこを見ていくとまた別の景色が見れるかもしれません。

 Lofiなアコギや男女のコーラス、呟くようなボーカルもあいまって、独特な雰囲気で進んでいきます。ベースはほぼノイズみたいになってますし、ドラムのサウンドも割れてるんじゃないかという感じで、音質はいいわけではないんですが、この音の質感がたまらないんですよね~。

 かなりとっつきにくい作品ですが、全編通して胸が躍る素晴らしい作品です。

 文句なしの名盤だと思っています。

 是非、聴いてみてください。