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追記：加筆修正
『Rubber Soul』-The Beatlesのレビュー及び感想
今回聴いていったのはThe Beatlesの6枚目のアルバムである『Rubber Soul』です。
このアルバム辺りからThe Beatlesはアイドルバンドから脱却し、音楽を芸術的なものにまで高めようとし始めたなんて話をよく目にしますね。ライブの聴衆の声で自分たちの演奏がかき消されてまともに聴いて貰えないことに辟易し、ライブを止めてアルバムを作り続けるようになったのもこれくらいの時期だったように思います。
要するに、このアルバムはThe Beatlesの過渡期に、今までとは違うことをやろうとして作成されたもののようです。
それで聴いてみたんですが、このアルバムの時点ではまだ実験性はそこまでという感じですね(次作の実験性が高い故にそう思うのかもしれませんが)。
しかし、楽曲のクオリティは確実に今までよりも上がっているように思います。
最初の二曲からあっという間に引き込まれてしまいますよね。一曲目のDrive my carはサビのハモリもさることながら、ベースとギターのラインがクールです。疾走感があるのもいいですよね。
そして、二曲目のノルウェイの森は名前だけは知っている人は多いのではないでしょうか。フォーク調の楽曲なんですが、ギターのメロディが美しいですよね。
因みにどちらの曲も村上春樹先生の著作ですよね。前者は去年映画で話題になりましたし、後者は有名な小説ですね。
村上春樹先生はThe BeatlesのアルバムだとRubber Soulが一番好きなんですかね？ その辺りはわかりませんが、音楽が好きだってことは伝わってきますね。
因みに、どうでもいい話なんですが、私は村上春樹先生の作品の良さが全然わかりません()
読み方が全然わからないんですよね……と、話が逸れてしまいました。
とにかく、どの曲もこれまでよりもクオリティが高くなっているような気がしましたね。『Help!』のレビュー時も同じことを言いましたが、こっちの方がやっぱりいい曲が多いように思います。
一番最高だと思った曲は7曲目のMichelleですかね。
何処かに迷い込んでしまったように感じられる雰囲気がいいですよね。ボーカルラインも何処か不安を煽るような感じで素晴らしいです。神秘性すら感じられますよね。
そんなわけで、実験性についてはあまり感じられなかったんですが、The Beatlesの卓越した作曲センスが輝いているアルバムだと思いましたね。もしかしたらこの時代からしてみればかなり実験的な作品なのかもしれませんが。
単純に聴きやすいですし、The Beatlesで最初に勧めるならこのアルバムがいいかもしれません。
素晴らしい作品だと思います。是非、聴いてみてください。
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