Hotel Californiaのコード進行
コード進行って大体、四つほど並べてそれが繰り返されることが多いですよね。
カノン進行のように八つのコードで一つって感じのコード進行ってないのかなあと思ってたら、EagelesのHotel Californiaがそれっぽい感じだったので調べてみました。
この曲のキーはDメジャー(Bマイナー)で、今回はBマイナーで見ていこうと思います。
ダイアトニックコードはこんな感じ。 【Bm(Ⅰm),C#dim(Ⅱdim),D(♭Ⅲ),Em(Ⅳm),F#m(Ⅴm),G(♭Ⅵ),A(♭Ⅶ)】
コード進行はこんな感じみたいです。
Bm(Ⅰ)→F#7(Ⅴ7)→A(♭Ⅶ)→E(Ⅳ)→G(♭Ⅵ)→D(♭Ⅲ)→Em(Ⅳm)→F#7(Ⅴ7)
ダイアトニックコードにないコードが三つほどありますが、内二つのF#7はマイナスケールの曲ではよくある、ハーモニックマイナーやメロディックマイナーによってmじゃなくしたものなので、不思議なコードではないと思います。
不思議なのは最初から四番目にあるE(Ⅳ)ですね。
流れ的に普通にEmでもよさそうなのに、Eとしているのはどうしてなのでしょうか。
個人的に考えたのは、あまり綺麗じゃないコードの流れだから、というものです。
A(♭Ⅶ)→Em(Ⅳm)はDメジャースケールから見るとA(Ⅴ)→Em(Ⅱm)となります。
V→Ⅱmの流れは強進行の逆を意味する変進行の中でも、あまり美しくない進行と聞いたことがあるので、それを避けるためにEmじゃなくてEとしたのかもしれません。
真実は私にはわかりませんが笑
ただ、聴いていてなんの違和感もない、綺麗なコード進行なので、全然問題なさそうですけどね。
Hotel California: 40th Anniversary [リマスター盤][CD] / イーグルス