「Deathconsciousness」- Have a Nice Lifeのレビュー及び感想
かなり評価の高い作品なんですが、最初は全くピンとこなくて、一回聴いてそのままだったのがこのHave a Nice Lifeの「Deathconsciousness」という作品。
だったんですが、最近急に聴き直してみたら「滅茶苦茶いいじゃん……!」となりました。
やっぱり一回聴いただけじゃわからないこともあるんですよね。逆にもう一回聴いてみると「そこまで好きじゃないな……」となる作品もあったりするんですよね。
何処か別世界で鳴っているような不思議な響きがあります。
リバーブがかかった唸るようなベースと、テンポはそこまで速くないのに、リバーブの深い金属的なスネアが印象的なドラムがパンク的で、このダークな感じをより助長させているような気がします。
個人的にはこの質感はJoy Divisionを思い出しましたね。
ただこっちはスカスカな感じじゃなくて、ギターの轟音が加わっています。このノイジーでインダストリアルな感じがたまらない。
所々で訪れる陶酔感がやはりシューゲイザー的なサウンドの醍醐味だなと再認識。
若干ポップなピアノもしっかりと楽曲にマッチしていて、うっとりとさせられますね。
これ、私がやろうとしてもただただ不愉快なノイズになるだけなんだろうな……本当にどうやってるんだろう? ただただ唸らされるサウンドですね。
こういったアコースティックな感じの楽曲も素晴らしい(途中でノイジーなロックになるけどそれもいい)。
遠くから届いてくるようなくぐもったボーカルがいいんですよね~。
1時間30分と長めのアルバムではあるんですが、ただただ圧倒されるアルバムでしたね。
こうなると昔「イマイチだな」と思った作品を聴き直すのもやっぱりいいかもしれない~
一番好きな楽曲:Hunter