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【レビュー】「Songs of Love and Hate」- Leonard Cohen【感想】

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アルバム感想
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レナード・コーエンの「Songs of Love and Hate」をApple Musicで
アルバム・1971年・8曲

 

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「Songs of Love and Hate」- Leonard Cohenのレビュー及び感想

 なんというか、昔の作品は録音環境が整っていない故なのか、今の音楽とは異なる独特な音の響きがそこにはあるような気がします。

 特にそれをこの作品から感じましたね。

 1曲目のAvalancheがあまりにも素晴らしい楽曲。次の曲にいかずにこの曲を何回かリピートしてしまったくらいです。

 フラメンコ的な早いギターのアルペジオに乗る深いストリングスと呟くようなボーカルは、なにもない闇に言葉を放り込んでいるような感じ。

 シンプルでありながらダークな雰囲気に取り込まれてしまいそうです。

 3曲目のDress Rehearsal Ragの乾いたギターストロークも切羽詰まったようなものを感じます。響き渡る低いボーカルがこれまたいい。

 6曲目のFamous Blue Raincoatの切なさが詰まったような空気感もたまらない。なんだか、誰かが項垂れているような光景が目に浮かぶような楽曲。誰かの背中に毛布をかけたくなるような、そんな寂しさをひしひしと感じます。

 音数の少ない、空間を感じられるようなサウンドが心地よい。

 全編通してダークというわけではないんですが、このシンプルなフォークに魅了されてしまいましたね。

 今も褪せない、素晴らしい作品だと思いました。