先日、Super bowlが開催されました。今年ライブをしたのはKendrick Lamarです。
一言で纏めるなら、まさに圧巻のパフォーマンスでした。間違いなく現代の音楽界を代表するアーティストでしょう。
しかし、一体何処から何処までが彼の思い描いていたシナリオだったのでしょうか?
始まりはDrakeとJ ColeのFirst Person Shooterという楽曲だったわけですが、この楽曲の存在自体がまず奇跡。
歌詞に「Big as the what? Big as the what? Big as the what? Big as the Super Bowl」と、Super Bowlという単語が入っているわけですからね。
いつLamarのハーフタイムショーの出演が決まったのかは知りませんが、もうこの楽曲を標的にした時点で、過程はどうであれ最終的なKendrick Lamarの勝利は決まっていたんでしょう。「実際にスーパーボールに出る俺の方がビックだろ?」みたいな。
ビッグネーム同士ビーフなんて間違いなく注目されるでしょうし、これほどまでに絶好な的は他になかったでしょうね~。
しかも、それをFutureとMetro Boominというこれまた大人気なアーティストの楽曲でディスをするんですから、ヒットしないわけがありません。
結果、Not Like usは大ヒット曲となりましたし、ハーフタイムショー前に出したアルバムGNXも勢いのままヒット。直前のGrammyでは大暴れをし、このハーフタイムショーを迎えたわけです。流石にできすぎでは?
と、話はハーフタイムショーの内容に戻るんですが、曲目は意外でしたね。ラスト二曲や、Humble辺りは絶対やってくると思っていたんですが、Money TreeやAlrightといった人気曲をやらず、最新アルバムから多く持ってきました……特にman at the gardenは「まじ?」となりました。
Peekabooを披露したときのフィーチャリングのAzchikeの反応が上がっていましたが、思わず笑みが零れてしまうような様子でしたね~。
前のハーフタイムショーでGKMCやTPABから楽曲を披露したので、被らないようにしたのかもしれませんが……なら、Mr. Morale & The Big SteppersからN95とかやってくれよとは思っちゃいますが。
ステージは最近のハーフタイムショーの流れなのか、結構簡素で演出も抑えめでしたね。
現地からどう見えるかよりも、Youtube等で見ている人たち向けにパフォーマンスしていたように思います。カメラの動きが結構個性的で、見ていて面白かったですね。
ラップも冴えわたっていましたが、最後の方は動き回っていたせいか若干疲れが見えてたかな。あと、個人的にLamarの高音の煽りがあまり好きじゃないので、そこは残念だったのかなと。
SZAも出番は短かったですが、存在感はあったと思います。All The Starsのアレンジとか鳥肌が立ちましたね。
しかし、相変わらずのA Minor~の大合唱はいかれてますよね~、アメリカらしいというかなんというか。マスタードの大合唱も映像を見ていると迫力がありましたね。
これからのKendrick Lamarの活躍が楽しみですね。流石にもうビーフはしないと思いますが。
あと、次のハーフタイムショーのアーティストも気になりますね。次回は曲目予想とかしてみようかな。