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【感想まとめ】2025年に発表された音楽アルバムの感想・レビュー

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 私が聴いた2025年に発表された音楽アルバムの簡単な感想・レビューを纏めた記事です。

 一応、好きな順に並べています(記事の下にいくほど好きな作品)。1位~5位の作品と、それよりも下のアルバムで分けています。

 なにか新しい作品を聴くきっかけになれば幸いです。

 

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2025年に発表された音楽アルバムの感想・レビューまとめ

6位~

「All the Artists」- Sun Kil Moon

 Sun Kil Moonは好きなアーティストなんですが、最近のアルバムは停滞しているというか面白みがない感じでそこまではまらないです。
 本作もそうで、アコギではなくほぼピアノなんですがシンプルすぎて飽きてしまう。しかも、元々一曲が長いアーティストなので余計にキツイ。
 またBenjiGhosts of the Great Highwayのような作品を聴きたいですね。

 

「Museum Music」- Edward Skeletrix

 攻撃的なシンセ音が病みつきになるHip Hop。実験的な短いトラックがいくつもある感じなので、情報量の割には結構聴きやすさがあります。基盤はTrapビートですしね。ただ、聴きやすい=ポップというわけではないので、面白さはあっても何回も聴きたい感じはないかな……という感じですかね。

 

「MUSIC」- Playboi Carti

 フィーチャリングに引っ張りだこのPlayboi cartiの新譜。30曲という収録曲の多さを、多彩なラップとぶっ飛んだトラックで駆け抜けた爆発力のある作品。それ故に内容は玉石混合で、アルバムを通して聴くことはもうないと思いますが、何曲か繰り返し聴いてしまう中毒性のある楽曲があってよかったです。

感想記事→【レビュー】「MUSIC」- Playboi Carti【感想】

 

「mutist beach」- the bercedes menz

 Xを賑わせた(色々な意味で)日本のバンドの作品。私は絶対音感じゃないのでわかりませんが、まあ、確かにボーカルに癖はあると思います。勢いのあるノイズロックでかっこいいんですが、それがあわない人がいそうですし、現に私も苦手で最初は入り込めませんでした。
 なんですが、5曲目のballadや6曲目の辺りがメロディがよくて、結局最後まで聴きとおせましたね。哀愁の漂ういいロック作品だと思いました。

 

「EUSEXUA」- FKA twigs

 FKA twigsの新譜ということで去年の段階でかなり期待されていた本作なんですが、評判を聞くと期待を裏切らない作品だったっぽい。ですが……先行曲を聴いたときから既にそうだったんですが、私はあまりはまらなかったですね。Bjorkとよく比較されるようなエレクトロニカな作風ではあるんですが、こっちの方は聴きやすいポップ性はあまり感じられなかったかなと。確かに刺激的な楽曲が揃っているんですが、繰り返し聴きたくなるような中毒性はなかったですね~。

 

「For Melancholy Brunettes (& sad women)」- Japanese Breakfast

 前作よりもドリームポップっぽさが後退し、よりIndieっぽさが増した感じ。アコギが中心となり、Folk方面に舵を切った感じは個人的に好みなんですが、ぐっとくるほどのポップな楽曲がなかったのが物足りなかったですかね。いい作品でした。

 感想記事→【レビュー】「For Melancholy Brunettes (& sad women)」- Japanese Breakfast【感想】

「Humanhood」- The Weather Station

「11100011」- Asian Glow

 

「SABLE, fABLE」- Bon Iver

 大分フォーク成分が抜けた気がするBon Iverの新譜。ゴスペルチックな分厚いボーカルだとか、ピアノの音色だとか、レトロなソウルっぽさがいい。 それでいてかなりポップで、開放的な明るさがこれまたいい。
 また新しい姿を見せてくれた感じですね~。

【レビュー】「SABLE, fABLE」- Bon Iver【感想】

 

「Nenhuma Estrela」- Terno Rei

 シンプルでドリーミーなジャングルポップ。

 なにか目新しい点はないんですが、やはりこのアコースティックギターや、美しいエレキギターのメロディが素晴らしい。

 夢の世界へ連れて行ってくれるような素晴らしい作品です。

 

「Ginkgo」- Panchiko

 少々変わった経歴のバンドであるPanchikoの新譜。なにか目新しさがあるようなタイプではないのですが、ノスタルジーに浸れるようなサウンドが素晴らしい。ぽわぽわとしたドリーミーな心地よいサウンドと共に、少しチープなノイズがこれまたサイケでいいんですよね~。

 

5位~1位

5位「Equus Asinus」- Men I Trust

 一人の夜に似合いそうな音楽。
 一聴して地味という言葉が似あう感じですが、だからこそ「いい」と思える作品です。なにか突出する部分はなく、何処か聴き馴染みのあるサウンドがずっと続くんですが、聴いていると落ち着くこの感じがたまらないですね。

4位「Forever Howlong」- Black Country, New Road

 前半のバロックな感じがびっくりするくらい刺さらなかったけど、Two Horsesくらいからしっくりきて、最終的にはよかった。 今までの作品と比べるとどうしても落ちる感じだけど、いい作品だと思いますね。

【レビュー】「Forever Howlong」- Black Country, New Road【感想】

 

3位「Plan 75」- The Orchestra (For Now)

 22分という短い収録時間ながら満足感しかなかった作品。

 私が大好きな1stの頃のBlack Country,New Roadっぽいポストパンクサウンドで最高。壮大なシンフォニックなサウンドもあり、この勢いのある感じがたまらないです。

 また、追いかけたくなるバンドがでてきて嬉しいですね。

 

2位「Every Dawn’s a Mountain」- Tamino

 退廃的で静謐なフォークかと思いきや、ダイナミックなストリングスが出てきたり、不穏な感じのアコギのアルペジオが出てきたりと、ダークで刺激的なサウンドが鳴っていて良かった。
 2曲目のBabylonの誰も寄せつけないような嵐吹く荒野を歩くイメージが湧いてくるようなサウンドがいいし、4曲目のSanpakuのアコギのアルペジオはずっと耳から離れてくれないような奇妙な響きがあって素晴らしい。

 

1位「Luminescent Creatures」- 青葉市子

 前作のアダンの風を引き継いだような雰囲気で最高でした。ただ、前作と比べてクラシックギターの音は控えめで、よりクラシカルなサウンドに仕上がっていると思います。
 神秘的とも言える美しい音が鳴り続けているんですが、何処か子守歌のような寄り添ってくれるような心地よさも含んでいるのが不思議。こっちの方がすっと耳に入ってくる感じがします。
 間違いなく今年を代表する名盤です。