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【レビュー】「Aethiopes」- billy woods【感想】

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アルバム感想
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billy woodsの「Aethiopes」をApple Musicで
アルバム・2022年・13曲

 

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「Aethiopes」- billy woodsのレビュー及び感想

「退廃的な雰囲気」というのはよくとまでは言わなくとも、それなりに使われる形容だと思います。私もそういったものが好きなせいか、音楽の感想を書くときとかによく使いがちです。

 なんですが……具体的に退廃的な雰囲気の音楽がどんな音楽なのかを説明するのは難しい。

 しかし、やはり今回聴いた「Aethiopes」は間違いなく退廃的な音楽だと思います。

 Lofiというか、ざらついたサウンドがそう思わせるのかもしれません。弦楽器、ピアノやブラスといった楽曲を明るく装飾することが多い楽器たちが、何処か俯いているみたいにダークな音を出しているのがいいです。

 なにか、広い砂漠を一人孤独に歩いているような感じ。そんな淡々としながらも、ダークで病的とも呼べる雰囲気がたまりません。

 Hip Hopでありながらビートレスというか、リズムが薄いパートが結構あり、ビート自体も何処か複雑。金属系の音がこれまた最高に楽曲にマッチしていて素晴らしい。

 とにかく、どの楽曲も最初の数秒で引き込まれるようなインパクトのあるものが多い気がします。それでいて3分とそれほど長くなく、アルバムもコンパクトに纏まっているのもグッド。

 ラップ自体は前述の通り淡々としていて、個人的にはあまり印象に残るようなバースはないです。ただそれがトラックにはマッチしていて、ずっと頭の中で流れて離れないような音楽ではないんですが、その分、何回も聴き返してしまうアルバムですね。

 名盤だと思います。是非、聴いてみてください。

一番好きな楽曲:No Hard Feelings

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