本記事は私が聴いた2024年発表の音楽アルバムを好きな順に並べた記事です。
とりあえず11月までに出た作品で作りました。とりあえず50枚並べただけですが、気が向いたら感想を使いしていこうと思います。
- 【ランキング形式】私の2024年のベストアルバムTop50【おすすめ】
- 50位~41位
- 50位:「for the rest of your life」- twikipedia
- 49位:「Lancé esto al otro lado del mar」- Silvia Moreno & Cristóbal Avendaño
- 48位:「Imaginal Disk」- Magdalena Bay
- 47位:「Cutouts」- The Smile
- 46位:「dessus oben alto up」- Andrea Belfi & Jules Reidy
- 45位:「You Only Die 1nce」- Freddie Gibbs
- 44位:「천사 인터뷰(Angel interview)」- 김뜻돌 [Meaningful Stone]
- 43位:「Cloudward」-Mary Halvorson
- 42位:「Contact」- 角銅真実
- 41位:「SCRAPYARD」- Quadeca
- 40位~31位
- 40位:「天使のいない街で」- Blurred City Lights
- 39位:「your perfect hands and my repeated words」- Sadness
- 38位:「The New Sound」- Geordie Greep
- 37位:「Songs of a Lost World」- The Cure
- 36位:「Hizbut Jámm」- Hizbut Jámm
- 35位:「Where we’ve been, Where we go from here」- Friko
- 34位:「A Million Easy Payments」- Little Kid
- 33位:「Y’Y」- Amaro Freitas
- 32位:「To Save Us All」- Herhums
- 31位:「Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace」- Shabaka
- 30位~21位
- 30位:「SP.I.」- Mir Nicolas
- 29位:「Bad Cameo」- James Blake & Lil Yachty
- 28位:「shadowbox」- MAVI
- 27位:「pothos」- 雪国
- 26位:「Monarch of Monsters」- Vylet Pony
- 25位:「Sky Hundred」- Parannoul
- 24位:「plastic death」- glass beach
- 23位:「Constellation」- Caoilfhionn Rose
- 22位:「I LAY DOWN MY LIFE FOR YOU」- JPEGMAFIA
- 21位:「CHROMAKOPIA」- Tyler, The Creator
- 20位~11位
- 20位:「Samurai」- Lupe Fiasco
- 19位:「HIT ME HARD AND SOFT」- Billie Eilish
- 18位:「Your Favorite Things」- 柴田聡子
- 17位:「Midas」- Wunderhorse
- 16位:「#RICHAXXHAITIAN」- Mach-Hommy
- 15位:「Wild God」- Nick Cave & The Bad Seeds
- 14位:「“NO TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28,340 DEAD”」- Godspeed You! Black Emperor
- 13位:「Night Reign」- Arooj Aftab
- 12位:「There Must Be Something Here」- acloudyskye
- 11位:「The Pilgrim, Their God & The King Of My Decrepit Mountain」- Tapir!
- 10位~1位
- 10位:「Connla’s Well」- Maruja
- 9位:「Haley Heynderickx」- Seed of a Seed
- 8位:「Only God Was Above Us」- Vampire Weekend
- 7位:「A Lonely Sinner」- samlrc
- 6位:「Wall of Eyes」- The Smile
- 5位:「Patterns in Repeat」- Laura Marling
- 4位:「Night Palace」- Mount Eerie
- 3位:「Endlessness」- Nala Sinephro
- 2位:「빈자리 (Binjari)」-김반월키(Kimbanourke)」
- 1位:「Lives Outgrown」- Beth Gibbons
- まとめ
【ランキング形式】私の2024年のベストアルバムTop50【おすすめ】
50位~41位
50位:「for the rest of your life」- twikipedia
49位:「Lancé esto al otro lado del mar」- Silvia Moreno & Cristóbal Avendaño
48位:「Imaginal Disk」- Magdalena Bay
47位:「Cutouts」- The Smile
46位:「dessus oben alto up」- Andrea Belfi & Jules Reidy
45位:「You Only Die 1nce」- Freddie Gibbs
44位:「천사 인터뷰(Angel interview)」- 김뜻돌 [Meaningful Stone]
43位:「Cloudward」-Mary Halvorson
42位:「Contact」- 角銅真実
青葉市子さんの「アダンの風」を思い出させるような、自然を感じられるフォーク作品。アンビエントやサイケデリックな風味を漂わせつつも、何処か別世界の風景を表現しているような、はたまた民族的な儀式を想起させるような神聖な雰囲気がたまらない作品でした。ただ、個人的にはボーカルの感じがあわなかったのか、インスト曲の方が刺さりましたね。
41位:「SCRAPYARD」- Quadeca
40位~31位
40位:「天使のいない街で」- Blurred City Lights
39位:「your perfect hands and my repeated words」- Sadness
38位:「The New Sound」- Geordie Greep
37位:「Songs of a Lost World」- The Cure
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36位:「Hizbut Jámm」- Hizbut Jámm

ポーランド?のアーティストによるサイケデリックフォーク作品。基本的に怪しげなフォークサウンドが繰り返される感じで、掴みどころのないドラムも加わることでサイケな雰囲気を生み出しています。このメロディがかなり病みつきになりますし、ダークでたまらない。民族音楽ってなんだか宗教的な感じがあると思っているんですが、やはり好きですね~。
35位:「Where we’ve been, Where we go from here」- Friko
これまた素晴らしいフォーク作品。ノイジーでありながら穏やかな雰囲気がたまらないです。コンパクトに纏まっているのもとても聴きやすい。
34位:「A Million Easy Payments」- Little Kid
33位:「Y’Y」- Amaro Freitas
32位:「To Save Us All」- Herhums
31位:「Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace」- Shabaka
30位~21位
30位:「SP.I.」- Mir Nicolas
29位:「Bad Cameo」- James Blake & Lil Yachty
28位:「shadowbox」- MAVI
27位:「pothos」- 雪国
26位:「Monarch of Monsters」- Vylet Pony
25位:「Sky Hundred」- Parannoul
24位:「plastic death」- glass beach
2024年早々、凄いのが出たなという印象のglass beachの作品。エモ、ロック、メタル、プログレ……様々な音楽ジャンルをごちゃまぜにしながらも、最終的には「美しい……」と思わせるような感じに楽曲を纏め上げているのが凄い。なんなら時折J Rockっぽさを仄かに感じさせるような所もあって、聴いていて面白いです。所々でちぐはぐというか、「このまま行ってくれれば100点だったのに……」みたいに感じることはありますがそれもご愛敬。ひたすら勢いで引っ張り上げていくような力強い作品だと思いましたね。
23位:「Constellation」- Caoilfhionn Rose
アンビエントなフォーク作品。ピアノやアコギの質感がとてもよくて、聴いていてとてもうっとりとする作品。代替がありそうというか、似たような作品はそれなりにありそうな気はするんですが、やはりこういったのに私は弱いですね。
22位:「I LAY DOWN MY LIFE FOR YOU」- JPEGMAFIA
21位:「CHROMAKOPIA」- Tyler, The Creator
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20位~11位
20位:「Samurai」- Lupe Fiasco
19位:「HIT ME HARD AND SOFT」- Billie Eilish
Billie Eilishの三枚目の作品。音数が増え、展開が多くなり、個々の楽曲がより豊かになった印象。それとダークさがかなり後退し、ポップさがかなり増して聴きやすいです。浮き上がったり、沈んだりするようなサウンドが印象的で、個人的には今の所彼女の作品の中で一番好き。結構スルメな楽曲が多い、聴けばきくほど好きになれる作品な気がします。
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18位:「Your Favorite Things」- 柴田聡子
17位:「Midas」- Wunderhorse
16位:「#RICHAXXHAITIAN」- Mach-Hommy
結構、ランキング系の記事や動画だと見かけるラッパーの作品。前の作品がサブスクになくて全然聴けないんですが、こうして新作はサブスクで聴けるのは本当に助かる。内容はアブストラクトなヒップホップ。沢山の作品が出ているのに、全く同じでないというか新鮮味のあるダークで刺激的なサウンドのトラックがたまらない。
だから過去作もサブスクでだしてくれや……
15位:「Wild God」- Nick Cave & The Bad Seeds
14位:「“NO TITLE AS OF 13 FEBRUARY 2024 28,340 DEAD”」- Godspeed You! Black Emperor
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13位:「Night Reign」- Arooj Aftab
12位:「There Must Be Something Here」- acloudyskye
楽曲自体は直球なんだけど、押し寄せる轟音や美しい美音の波に涙腺が緩んでしまう作品。とにかくメロディや雰囲気がたまらない。何処かで聴いたような感じはあるシンプルさなんだけど、聴いていてとにかく気持ちいいんですよね。聴いていて、なんだか昔を思い出してしまうような作品です。
11位:「The Pilgrim, Their God & The King Of My Decrepit Mountain」- Tapir!
とにかく爽やかなIndie Folk,Folktronica作品。一聴したときからすっかりと虜になってしまいましたね。電子的なビートに乗っかる有機的で美しい音色が調和し、心地よい空間をそこに作り上げています。穏やかで、切なさが凝縮された感じが私の耳を離してくれない……そんな作品だと思いました。
10位~1位
10位:「Connla’s Well」- Maruja
昨年のEPの「Knocknarea」が好きだったので聴いてみたんですが、個人的にはそれを超える作品だと思いました。
【レビュー】『Knocknarea』-Maruja 退廃的な雰囲気がたまらないポストロック作品 【感想】
サックスが印象的なバンドで、ジャズ要素を交えた退廃的なPost Rockがたまらないんですが、今作はよりアヴァントな感じになっていて、前作の単調さが消えて、より表情が見えるような作品になっているような気がします。それがより今作が刺さった理由なのかも。
9位:「Haley Heynderickx」- Seed of a Seed
個人的に前作の「I Need to Start a Garden」は超えなかったものの、十分に名盤と呼べるような素晴らしい作品だと思えた2ndアルバム。美しいアコギと、それを彩るようなストリングスの調和がひたすらに素晴らしい。
8位:「Only God Was Above Us」- Vampire Weekend
個人的にはVWの最高傑作という位置づけになった新譜。
彼ら特有のヘンテコな部分は健在で、ストリングスやピアノ等を活かしたクラシカルに奏でられる美音が聴いていてとても心地いいです。音の配置等にもかなり工夫が凝らしてあって、少しサイケデリックな風味があるのも個人的にはとても好きですね。
関連記事→【レビュー】「Only God Was Above Us」- Vampire Weekend
7位:「A Lonely Sinner」- samlrc
私がポストロックが好きというのもあるんですが、かなり刺さった作品でした。
轟音のギターもさることながら、切ないアコースティックギターも身に沁ます。楽曲の終盤がドローンやアンビエントチックになるのもいい。
個人的にドローンやアンビエントというジャンルは物凄く興味を惹かれるものの、長くて聴いてるとだれてしまう感じなのですが、このアルバムは楽曲の後味というか余韻に浸らせるような感じに配置してあって凄く聴きやすいです。
【レビュー】「A Lonely Sinner」- samlrc【感想】
6位:「Wall of Eyes」- The Smile
全体的にクラウトロック風というか、どの楽曲も上に乗っているコードやメロデイは変わりつつもミニマルなのに、そのリズムが複雑で掴み所がないという感じ……上手く説明はできないんですが、万華鏡のような音楽だなという印象です。
本作は結構サイケデリックなサウンドが随所に見られ、ここまでサイケ風味なのはRadioheadでは聴いたことはなかったかなと思います。
【レビュー】「Wall of Eyes」- The Smile【アルバム感想】
5位:「Patterns in Repeat」- Laura Marling
素晴らしいChamber Folk作品。寂しさを覚えるような暗さがありながらも、背中をそっと押すような優しさも含んだような音が身に染み渡ります。乾いたアコギに柔らかなストリングスの包み込むようなサウンドがマッチしていて、時間を忘れて聞き入ってしまう名盤です。
関連記事→【レビュー】「Patterns in Repeat」- Laura Marling【感想】
4位:「Night Palace」- Mount Eerie
Mount Eerie版White Albumと呼べそうなカオスなアヴァントフォーク作品。夜に聴くのが似合いそうな美しく儚いフォーク楽曲もあれば、彼らしいノイズ塗れの気だるげなロック楽曲もあったりと、とにかく創造性が爆発したような圧倒される名盤でした。
関連記事→【レビュー】「Night Palace」- Mount eerie【感想】
3位:「Endlessness」- Nala Sinephro
何年か前に出たFloating Pointsの「Promises」を思い出すような質感のサウンドで美しいと思いました。あっちが大好きなら、こっちの作品も嫌いなわけがありません。スピリチュアルで、透明感のあるサウンドがただただ綺麗でうっとりとしてしまいます。
2位:「빈자리 (Binjari)」-김반월키(Kimbanourke)」
韓国のアーティストの作品。
最初は静かにアコギだけで弾き語り、途中からピアノや鉄琴といった楽器が楽曲に彩を加えていくような展開が多い。透き通るようなボーカルも合わさり、まるで天国に連れて行ってくれるように思えるほどの美しさを纏ったような作品だと思います。タイトル通り、何処か空虚な感じがして、寂しげな雰囲気がたまらなかったですね。
関連記事→【レビュー】「빈자리 (Binjari)」-김반월키(Kimbanourke)【感想
1位:「Lives Outgrown」- Beth Gibbons
まとめ
転職したこともあり、去年よりも聴く量は結構減りました。
去年の反省で「邦楽をいっぱい聴くぞ!」と書いたんですが実行できず……難しいですね。
ここまで見て貰った方はなんとなく感じたかもしれませんが、個人的に今年はいいフォーク作品がいっぱいあったなという印象です。上位の多くがフォーク作品。滅茶苦茶私の趣味が出てますね~。
あと、著名なアーティストの作品がそこまで刺さらなかった年だなと。Kendrick LamarはTop50にも入らなかったし、いつもだったら上位に入るようなJPEGMAFIA、Tyler the creatorやParannoulなど「前作と比べるとそこまで……」と、良い作品ではあるけど滅茶苦茶大好きとまではいかなかったな~。
それと今年はシンセポップ的な良作が多かったと思います。Magdalena BayやCharli xcxとかね。なんですが、これがまるで刺さらない。最近のトレンドとも呼べる作品だったわけですが、私の好みじゃなかったですね。
ただ、今年もいい作品が多かったです。とても楽しかったですね。
来年はどんな作品と出会えるのか、今から楽しみです。
全ての音楽とアーティストに感謝(`・ω・´)ゞ