「Laugh Track」-The Nationalの感想及びレビュー
サプライズ的に発表されて驚いた、今年2枚目のThe Nationalの新譜を聴きました。
アルバムジャケットはもう一枚の『First Two Pages of Frankenstein』の白に色がついたような感じで、それが音楽にも表れているのかというと、そもそも前作の時点でストリングス等の美しいサウンドが聴けるアルバムだったので、暗→明みたいな感じではなく、サウンド面にそこまで変化があるわけではない感じ。
前作同様、美しくうっとりとしてしまうような音像が広がっていますね。
なんですが、個人的には前作よりもこっちの方が好きかなという感じ。
楽曲のキレがこっちの方がいいと思えますし、パンクというか、ロック的な楽曲も冴え渡っている感じがします。
とにかく、難しいことは考えずに、綺麗な音とそれに絡む低音ボーカルに耳を傾けていれば、それだけで幸せになれそうなアルバムだと思いますね。
ただ、これは前作でも思ったことなんですが、本当にゲストの存在感が薄い。もうちょっと目立ってもいいような気がします。
仮に点数をつけるとしたら72点/100点という感じでしょうか。
是非、聴いてみてください。
一番好きな楽曲:Alphabet City