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【レビュー】『First Two Pages of Frankenstein』-The National【感想】

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アルバム感想
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『First Two Pages of Frankenstein』-The Nationalのレビュー及び感想

 今回聴いていったのはThe Nationalの新譜『First Two Pages of Frankenstein』です。

 TLを眺めていると「来日してくれ」という声をよく見るのですが、もう十年以上来日できてないそうですね。その間に多くの曲も出ていますし、そりゃあ来日して欲しいですね。

 十年以上来日できていないということは、かなり長い間活動しているバンドということでして、このアルバムが9枚目のLPのようなんですが、私は2007年の『Boxer』しか聴けてないんですよね。

 個人的には大好きなアルバムでして、だから、今回のアルバムもちょっと聴くのを楽しみにしていたんですよ。しかし、私はこのアルバムしか聴いたことがなくて、「The nationalってパンクロックなバンドなんだな」という印象しかもっていなかったわけなんです。なので、そういったサウンドを期待していざ聴いてみたら、

 ……あれ? 想像していたサウンドじゃないぞ!?

 正直、最初に聴いたときはかなり肩透かしでしたね……まあ、私が間違ったイメージを持っていたのが悪いんですが笑

 しかし、逆にいい意味で期待を裏切ってくれたとも言えます。

 アルバム全体を包み込むのはこういったピアノやストリングスがあしらわれた柔らかで美しいサウンドです。これがかなりいいんですよね。

 アコギの綺麗な音も色々な所で聴けて、どの音も心地よく響いています。

 そして、なによりも素晴らしいのが渋くて低音の効いたボーカルですよね。
 これが透き通るようなサウンドにあっています。やはり、楽曲の中で目立っているのはギターやピアノの高音であって、それに被るようなボーカルがあると取っ散らかった印象になってしまいがちなんですが、このアルバムではボーカルの低音を響かせることによってボーカルが映えていますし、こういった曲で薄くなりがちな低音を支えてくれるような感じになるのでやはりいいです。

 一応、ちょっと『Boxer』を想起させるようなドラムが入った曲もあるのもいいですね。これも名曲です。

 聴いてみてどの曲もうっとりとしてしまうくらい綺麗でよかったですね。その分、キラーチューンと言えるような目立つ曲はないような感じではあるんですが。

 あと、ゲストがあまり目立っていないのが気になります。

 一曲目のSufjan Stevensさんの参加している曲は「いたのかよ!?」と聴いた後に驚きました。ハモリというか、楽曲に溶け込むような声の使い方なので仕方ないのかもしれませんが。

 Phoebe Bridgersさんも二曲参加しているのですが、どちらもハモリで結構影が薄い。ハモリ以外の普通に単独で歌っているパートをくれよ~と個人的には聴いていて思いましたね。

 逆にTaylor Swiftさんが参加したThe AlcottTaylor Swiftさんが結構目立っていて、アルバムで一番好きなくらいにお気に入りです。こっちはちゃんとTaylor Swiftさんのパートが短いんですがあるんですよね。聴いていて、Bon Iverとのexileを思い出しました。

 これくらい他の二人にも目立つようなパートがあればよかったなと個人的には思いましたね。

 是非、聴いてみてください。

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