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『Orange』-Fishmansのレビュー及び感想
今回聴いていったのはFishmansの4枚目のアルバムである『Orange』です。
このアルバムからギター担当だった小嶋謙介さんが抜け、四人体制となって初めてのアルバムです。しかし、ギターが抜けたのとは裏腹に、今までギターが一番目立っているように思えるアルバムだと思いましたね。
2曲目の気分ですが、かなりギターが目立っていてファンク的なサウンドに仕上がっています。というか、前作まで聴こえてきたレゲエ的な要素が抜け落ちて、かなりポップになったなあという印象です。実験性みたいなのも薄まって、どの曲も聴きやすいです。
ここまでギターが動き回っているのはサポートギターが入った影響なのかもしれません。やはりメンバーが変わったりすると音楽性にも影響はあるんですね。
5曲目のMELODYは個人的に好きな曲です。この曲もかなりギターが目立つアップテンポな曲となっています。
こんな感じで今までのFishmansの中では聴きやすい部類の曲が揃っているような気がしますね。
一応、レゲエ色がまだ感じられる楽曲もありますし、タブっぽさも残ってますね。こういった曲が入っているのも嬉しい所。
一番好きな曲はアルバム最後を飾る夜の想いですかね。音数がそこまで多くないシンプルな楽曲なんですが、太いベースラインと浮遊感のあるシンセのリフがいいんですよね~
このアルバムからキーボード担当のHAKASEさんが抜けて、三人となったFishmansの最初のアルバムが5枚目のアルバムである『空中キャンプ』なわけなんですが、その片鱗が伺えるような作品だと思いましたね。
『ORANGE』という色にあうさっぱりとした楽曲が揃っていて、誰にでも薦めやすい作品だとも思いましたね。
是非、聴いてみてください。