追記:加筆修正
『PORTALS』-Melanie Martinezのレビュー及び感想
今回聴いていくのはMelanie Martinezの『PORTALS』です。アルバムジャケット的にメタルかと思ったら違いましたね。かなり奇抜で目を惹くデザインだと思います。
メラニー・アドル・マルティネス(英:Melanie Adele Martinez[1] 1995年4月28日[2] – )は、アメリカ人歌手、シンガーソングライター。
ニューヨーク州クイーンズ区アストリア生まれ、ナッソー郡ボールドウィン育ち。2012年にアメリカ国内で放送されたNBCタレント発掘番組「ザ・ヴォイス(The Voice)」に出演し著名になる。番組後にデビューシングルとなる「ドールハウス(Dollhouse)」を発表し、その後アトランティック・レーコードと契約を交わしており、2014年にはデビューEPとなる「ドールハウス」を発表している。2015年にはデビュースタジオアルバムとなる「クライ・ベイビー(Cry Baby)[3]」を発表し、2019年9月6日にはクライ・ベイビー物語のフォローアップとなるセカンドアルバム「K-12」を映像作品と共に発表している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8D%E3%82%B9
それでは聴いていきましょう♪
全曲感想
※赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。
①DEATH
先行でミュージックビデオが出ていた曲。登場する四つの目や不思議な世界観のビデオにしっかりあっている雰囲気のある楽曲です。サビの繰り返されるフレーズが病みつきになります。
②VOID
オーソドックスなシンセポップな楽曲。そこまで明るくなりきらない感じがいいですね。
③TUNNEL VISION
ストリングスが作り出すダークな雰囲気がいいですね。かなり加工された声も曲に合っていると思います。
④FAERIE SOIRÉE
繰り返されるギターのフレーズとリズムが癖になる曲。
⑤LIGHT SHOWER
クリーンなギターのアルペジオから穏やかに始まっていく曲。悲しげな雰囲気がいいですね。一曲目の印象が強すぎたんですが、こういった曲もあるんですね~。意外でした。
⑥SPIDER WEB
神秘的な雰囲気がいいですね。なのにサビどうしたんや……私にはよくわからない曲ですね。
⑦LEECHES
クリーンなギターから始まっていく曲。段々と落ちていくようなメロディがいいですね。ストリングスもいい味を出しています。
⑧BATTLE OF THE LARYNX
加工されたアコギのストロークから始まっていく曲。サビがちょっと弱いかな。最後に話し声とかが聴こえてくるのはコンセプト的なものなんでしょうか。
⑨THE CONTORTIONIST
ストリングスのピッチカートが印象に残る楽曲。加工された笑い声も耳に残りますね。
⑩MOON CYCLE
ちょっと和風な感じもあるポップ曲。
⑪NYMPHOLOGY
ちょっと神秘的なサウンドもありながらも、しっかりとポップに仕上がっている曲。だけど、あってないような気がします。
⑫EVIL
分厚い低音がいいですね。サビで一気に明るくなってポップになるのがいいです。
⑬WOMB
これもクリーンなギターを中心として進むんですが、途中からは分厚いシンセが入ってきてシンセポップとなります。大人な雰囲気がいいですね。
総評
意外と単純なシンセポップではなく、様々なものを吸収したような感じの曲が多くて驚かされましたね。
一曲目なんかはさながらBjörkのように感じられるときもあって圧倒されましたね。楽曲はどれもポップでありながら、神秘的に感じられたり、コンセプト的なものも感じさせたりと、一筋縄ではいかない曲が揃っていた思います。
ただ、その神秘的な音というか、聴こえてくる音が時々曲にあっていないと感じる時が何回かありました。やりたいことに曲が追いついていないというか、付け合わせがあまりよくないというか。なので、聴いていて違和感を覚えることが何回かあったのは少し残念でしたね。
あと、大抵の曲が後半にコンセプト的なものを感じさせるパートが挿入されているんですが、これが長い。このパートによって曲が五分と長めになったり、終わったなと思ったのに全然終わらずに次の曲が始まらないなと、ちょっとテンポが悪いなと思うときがありましたね。
ただ、深い世界観を感じさせるMVや曲群はいいと思いましたね。
是非、聴いてみてください。