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【レビュー】『93696』-Liturgy アヴァンギャルドなメタルサウンド【感想】

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アルバム感想
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『93696』-Liturgyのレビュー及び感想

 今回聴いていくのはLiturgyの新アルバム『93696』です。知らないバンドだったんですが、例の如く、日本語で紹介してくれているページが少ないのでBingAIに投げると返ってきたのがこれ↓

Liturgyとは、アメリカのニューヨークに拠点を置くブラックメタルバンドです。現在のメンバーは、ヘイラ・ハント・ヘンドリックス(ボーカル、ギター)、マリオ・ミロン(ギター)、ティア・ヴィンセント・クラーク(ベース)、レオ・ディドコフスキー(ドラム)です。彼らは自分たちの音楽を「超越的ブラックメタル」と呼んでおり、12 ハント・ヘンドリックスが書いたマニフェストで詳しく説明しています。彼らはブラックメタルのスタイルを変化させる過程で、プログレッシブロック、ヒップホップ、エレクトロニックミュージックなど他のジャンルも実験しています。3 バンドの初期には、ハント・ヘンドリックスはスワンズ、グレン・ブランカ、リース・チャサム、ラ・モンテ・ヤング、ライトニング・ボルトなどの作品に影響を受けたと語っています。

Liturgyは2005年にハント・ヘンドリックスのソロプロジェクトとして始まりましたが、2008年に4人組になりました。その後、12インチの『Immortal Life』(2008年)、デビューアルバム『Renihilation』(2009年)をリリースしました。1 2枚目のアルバム『Aesthethica』は2011年にThrill Jockeyからリリースされ、Spin誌の2011年のベストアルバム50選で26位にランクインしました。 2012年のPitchforkとのインタビューで、ハント・ヘンドリックスは次回作ではブラックメタルから離れて「自己模倣」を避けたいと述べており、「Aesthethica」が評価されたことで「安全な領域」になってしまったと語っています。彼女は次回作では鐘やエレクトロニクスに焦点を当てる可能性があると示唆しています。 2014年6月には3枚目のスタジオアルバム『The Ark Work』を録音し、2015年にリリースしました。 このアルバムはSpin誌やRolling Stone誌の2015年のアバンギャルドアルバム1位に選ばれました。ハント・ヘンドリックスは2016年にKel Valhaalという名前でデビューエレクトロニックアルバム『New Introductory Lectures on the System of Transcendental Qabala』をリリースしましたが、これもLiturgyの作詞家として書いてきた神話と同じものです。

1. en.wikipedia.org2. metal-archives.com3. pitchfork.com

 長くない? それくらい熱を持って教えてくれるのは全然いいけど、いつもと違ってびっくりしました。

 アルバムタイトルのこの数字はなにを表しているんだろうと思って調べてみたら「キリスト教とテレマの宗教に由来し、天国、または文明の新しいイオンを数字で表現したもの」みたいな話が出てきて頭に?がいくつも浮かびました。

 また、バンド名であるLiturgyもどんな意味だろうと思って調べるとキリスト教の礼拝みたいな意味なので、そういった感じのバンドなのでしょう。

 それはサウンドの面にも表れていて、どの曲も何処か神秘的です。

1曲目「Daily Bread」
4曲目「Angel of Sovereignty」

 何処か荘厳で、触れたら浄化されてしまいそうな美しい曲です。聴いていて耳が心地よくてうっとりとしてしまったんですが、このアルバムにある曲はこういった綺麗な曲よりも、下のような曲の方が多く、そして、長いです。

2曲目「Djennaration」
5曲目「Haelegen Ⅱ」

 ドラムが暴れまわり、ギターが弦が切れるんじゃないかという勢いでかき鳴らされ、絶叫のようなボーカルが響いてくるメタルです。この曲も壮大で、何処か神秘的な雰囲気を感じるんですが、それを吹き飛ばさんばかりのメタルな轟音がずっと鳴り続けています。

 しかも、一定のリズムだったりするわけじゃなく、捉えどころない展開なんですよね。繰り返しがあまりないというか、かなりプログレッシブです。その分、非常にパワーを感じます。

 しかも、こういったアヴァンギャルドなメタル曲は一曲8分だったり、15分だったりとかなり長いです

 その結果、なんとこのアルバムは1時間22分とかなり長くなっています。さらに四つのパートにわかれているという四部構成。もうお腹いっぱいです。

 聴いていて理解が難しいメタルアルバムでしたね。メタルのギターって結構ピロピロ的なフレーズが何処かで出てくるものだと思うんですが、このアルバムは殆どそういったものはなし。ずっと、かき鳴らされていて、代わりに別の神秘的な音がメロディを担当していたりするのは新鮮だったんですが、プログレッシブな展開のせいで中々そこを楽しむことができず、ひたすらに圧倒されるばかりでしたね。お約束の展開ってあると思うんですが、このアルバムにはそれがなく、聴いていて落ち着かないし、不安になっちゃいました。

 そのせいか、途中途中で挟まれる神秘的で穏やかな癒される曲が私にとっては救いでした。メタルな楽曲よりもそういった曲の方が私は好きですね。

 1時間22分という長尺も相まって、再びアルバムを通して聴くのはちょっとって感じ。重たい腰が上がらないですね。圧倒されるばかりで個々の曲が印象に残ってなくて、曲単位で聴こうって感じにもならないかな。

 私の耳がこういったメタルに慣れていないだけなのかもしれませんが、理解が難しいアルバムでしたね。

 しかし、アヴァンギャルドなメタルが好きな人、神秘的な雰囲気が好きな人、長尺でも大丈夫な人にはたまらない作品なのかなと思いました。

 是非、聴いてみてください。