今回聴いていくのはDepeche Modeの新アルバム『Memento Mori』です。タイトルを見たときに、某CMを思い出してしまったのは秘密です。
Depeche Modeと言えば『Violator』が一番有名な作品なんですかね。
私は上記の作品を聴いたことがあるんですが、素晴らしいシンセアルバムでしたね。なので、今回のアルバムも聴くのが楽しみです。
それでは聴いていきましょう♪
全曲感想
※赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。
①My Cosmos Is Mine
開幕からインダストリアルで不穏なサウンドから始まります。リバーブが深くかかったボーカルが奥深くに誘うようです。バチバチとした電子音もいいですね。ちょっとゴシック的な雰囲気もたまりません。
②Wagging Tongue
シンセ音はポップなんですが、暗い雰囲気になっていて不思議ですね。結構曲自体はシンプル。
③Ghosts Again
イントロのギターフレーズが印象に残ります。滅茶苦茶暗いEDMちっくな構成ですね。明るく成り切れてない感じがいいです。
④Don’t Say You Love Me
ゴシックな雰囲気がたまらない楽曲ですね。ストリングス的なシンセ音とクリーンなギターが世界観を作り出しています。クラシック的なパートも広がりがあって素晴らしいです。
⑤My Favourite Stranger
これもノイズ部分が仄かにインダストリアルっぽいですね。やっぱりドラムが軽くて低音が太いと暗さがより際立つような気がします。
⑥Soul With Me
オルガンの音によって荘厳な雰囲気が漂っている曲ですね。こういう神秘的な感じの曲は大好物です。
⑦Caroline’s Monkey
電子音が近未来的でいいですね。一定のドラムビートもこれまたいい。
⑧Before We Drown
ストリングスのようなシンセ音が使われ、壮大な楽曲に仕上がっています。
⑨People Are Good
凶悪なシンセ音が目立っている楽曲ですね。その分、明るめなシンセ音が耳に残ります。繰り返されるボーカルフレーズが癖になります。
⑩Always You
あまり印象には残らなかった曲。シンプルなシンセサウンドな曲ですね。
⑪Never Let Me Go
ベースラインがGorillazの曲っぽいですね。結構ギターがアルバムの中では目立っている曲のような気がします。
⑫Speak To Me
ビートのない、分厚いシンセ音で構成されていて、聴いていて圧倒されます。どんどん盛り上がっていく後半も凄まじいです。
総評
ゴシックでちょっとインダストリアルなサウンドによって作り出されるダークな世界観がたまらない作品でした。
様々なシンセ音と電子音によって構成される曲たちはどれも明るくなりきらない、少し暗い雰囲気を纏っていて、それが私は好きでした。リバーブの深い広がっていくようなボーカルにより、まるで別世界の音楽のように聴こえるのがいいですね。
十分いい音楽だったんですが、私としてはもっとインダストリアルな要素を前に出してくれた方がよかったですね。軽いアクセント的な使われ方がしているのが殆どだと思うのですが、もっと攻撃的な音を使ってくれた方がもっと好きになれたような気がします。
仮に点数をつけるとしたら78点/100点でしょうか。いいアルバムだと思います。
是非、聴いてみてください。
※因みに私はAmazon Music Unlimitedで聴くことが多いです。おすすめです↓
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