「Closer」-Joy Divisionの感想及びレビュー
今回はJoy Divisionのアルバム「Closer」の感想及びレビュー記事を書いていこうと思います。
ボーカルが亡くなってしまったため、本作はJoy Divisionの最後のアルバムとなってしまいます。後に残ったメンバーはNew Orderという新たな名前のバンドで再出発したわけですが、このアルバムは丁度Joy DivisionとNew Orderとを繋ぐような音楽性の作品なような気がします。
どうしてかというと、前作と比較して明らかにシンセ音が目立つようになっているからですね。
相変わらずスカスカなサウンドなんですが、シンセ音が加わったことでさらにゴシックな雰囲気が増して、ポップになったような印象を受けます。そのおかげか、私は1stアルバムはあまり好きになれなかったのですが、今作は結構好きですね。
個人的に大名曲だと思うのが最後から二曲目のThe Eternal。
この楽曲だけあまりパンクっぽさがないんですが、葬式を彷彿とさせるようなダークな雰囲気がたまりません。ピアノの旋律が美しいですし、何処か死を感じさせるような曲です。
しかし……ライブでもないのに演奏がかなり下手だなと素人でも聴いていて思ってしまいますね。結構リズムがずれているような気がします。まあ、それがよりパンクっぽさを増加させて、聴き手を不安にさせているような気もするので、良いか悪いかを決めることは難しいんですが、スカスカのサウンドも相まって聴きにくい人も多いんじゃないかとも思いますね。
ですが、私は結構好きなアルバムですね。
是非、聴いてみてください。
一番好きな曲:The Eternal
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