『RUSH!』-Måneskinのレビュー及び感想
今回聴いていくのはMåneskinの『RUSH!』です。今年の最初の方に発表されたアルバムですね。少し前に日本に来日してライブしていたので、知っている人も結構いるのではないでしょうか。去年のGrammyでも新人賞にノミネートされたりと、かなりノってるロックバンドと言えると思います。
マネスキン(デンマーク語: Måneskin、デンマーク語発音: [ˈmɔːnəˌske̝nˀ][1]、イタリア語: [ˈmɔːneskin][2])は、イタリアのロックバンド。バンド名はデンマーク語で「月光」の意味。ベーシストのヴィクトリアがイタリアとデンマークにルーツを持つことから、この名称に決定。ソニー・ミュージックエンタテインメントの紹介ページではマネスキンと表記されている[3]。ウィキペディアの最初の登録が原音に近いモーネスキンと記載されてしまっていたため、ファンの一部にはモーネスキンと呼ぶ者も一定数いるが、人気上昇や初来日決定をきっかけにマネスキンに統一する動きが強まっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3
呼び方が色々あるみたいですね(なんかArch EnemyとかBon Iverとかもこういうのありましたね)。このブログではマネスキン呼びで統一します。
では聴いていきましょう♪
全曲感想
※赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。
①OWN MY MIND
Own My Mind~というフレーズが癖になるロック曲。直球なロックでいいですね~。
②GOSSIP
こういうギターとベースのユニゾンフレーズを繰り返していくパターンに弱いんですよね、私。マネスキンはヒップホップ要素をロックにかけ合わせてるみたいな評価をよく聞くんですが、それをよく感じる曲です。サビはちょっと弱いかな。ギターソロもかっこよくていい。
③TIMEZONE
ちょっとしんみりするような曲。王道でポップなロックソングですね。
④BLA BLA BLA
ふざけたような感じの曲。バックの演奏は素直にかっこいいんですが、ボーカルで気が抜けてしまいますね。
⑤BABY SAID
ギターフレーズが臭くていいですね~。もうちょっと盛り上がりがあればなと思いました。
⑥GASOLINE
分厚い攻撃的なベースフレーズは言わずもがな、ボーカルが迫力があっていいですね。ギターも重くてかっこいいです。これまでとは違う雰囲気のロックな曲で好きです。
⑦FEEL
「ラララ―」というフレーズ自体はかなり癖になる感じでいいですね。ただ、同じような楽曲構成で目新しさがないですね。
⑧DON’T WANNA SLEEP
結構踊れるような感じの曲でいいですね。途中でタメができるのもいいです。強弱があるのも聴いていて飽きさせません。アウトロのギターソロもクール。
⑨KOOL KIDS
ちょっとパンク味を感じさせる直球なロックソング。ボーカルもいつもと違うような歌い方でかっこいいです。
⑩IF NOT FOR YOU
クリーンなギターを主体としたロックバラード。ストリングスも入ってきて、沁みるようなバラードになってると思います。
⑪READ YOUR DIARY
リズムがいいですね。ギターも面白い音を出していて好きですね。こういう直球じゃない感じのロックもクオリティが高いですね。
⑫MARK CHAPMAN
似たような曲がアニソンにあった気がするけど思い出せない……ボーカルに追随するようなギターがいいですね。
⑬LA FINE
ギターのフレーズが癖になりますね。歌っている言語は英語じゃないと思うんですが、これがかなり聴いていて乗れるような感じなんですよね。巻き舌がいい感じ。
⑭IL DONO DELLA VITA
ちょっと大人な雰囲気のロックソング。沁みますねえ。こういった曲も作れるのかと驚嘆しました。
⑮MAMMAMIA
シングルで出ていた曲ですが、素直に踊れるような楽曲ですよね。ボーカルとギターベースフレーズがユニゾンしているのがやっぱり癖になります。
⑯SUPERMODEL
これもシングルになっていた曲ですね。NirvanaのSmells Like Teen Spiritsを彷彿とさせるギターフレーズが印象に残る曲です。管楽器も入って明るい楽曲です。
⑰THE LONELIEST
シングルで聴いたときからアルバムの最後に似合いそうな曲だなと思っていたんですが、やっぱり最後に配置されてるんですね。素直な泣きメロが素晴らしい楽曲ですね。こういうロックバラードをもっと聴かせて欲しいなと思います。
総評
踊れるような楽しくなれるロックソングが聴けるアルバムだと思いました。
太く攻撃的なベースラインも魅力的ですが、ギターフレーズも踊れるような感じで、ロックとダンスミュージックが融合したような音楽性がいいですね。
ただ、構成や展開が似ている曲が多いので、聴いていると少し飽きてきてしまいますね。
前作は短かったのであまり気にならなかったのですが、今回のアルバムは52分と長めなのでそこは聴いていてきつかったですね。
最後のTHE LONELIESTみたいなロックバラード曲がもうちょっとあったらよかったかな。
しかし、楽曲のクオリティはどれも高く、ボーカルのスキルもとても高いので聴いていて気持ちいいです。邦楽だとまだバンドが多いのですが、洋楽だとメインストリームでバンドを見ることがあまりないので、ロックバンドとして頑張って欲しいなと思います。
是非、聴いてみてください。