スピリチュアル――という言葉に対してマイナスなイメージを持っている人は少なくないのかもしれません。
なにか詐欺的な雰囲気を感じ取る人もいそう。
英語のスピリチュアル(英: spiritual)は、ラテン語の spiritusに由来する用語で、霊的であること、霊魂に関するさま。英語では、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味する宗教形態[1]。
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しかし、やはり私はスピリチュアルなものに憧憬してしまいます。
なにかスピリチュアルな体験をできるものがないだろうか? 例えば、音楽にそんな体験ができるものはないのか?
そんなことを思っているときに知ったのがSpiritual Jazzでして、同時に知ったのが「Journey in Satchidananda」という作品。
とにかく、一聴して思ったのはやべえ。
私を構成する9枚の内の一枚にするくらいには衝撃を受けた作品でしたね。
それまでの私のJazzに対するイメージというのは大体、ピアノ、ドラム、ベースにサックスといった管楽器や時折ギターと、意外と少数精鋭な構成で流れに身を任すような音楽という感じ。
なんですが、この作品だとインド的な楽器だったり、ハープやキラキラとした金属打楽器などが、ジャズの体裁を保ちながらも楽曲を豪華絢爛に装飾しているのがたまらない。
有機的な楽器でありながらも、それらが産み出すのが神秘的な音というのもなにか面白いですね。
個人的にはジャズの中でも好きなジャンルです。
で、どうしていきなりこんなことを書いたのかというと……
Shabakaの「Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace」とAmaro Freitasの「Y’Y」という作品――今年に出たこの二枚が滅茶苦茶スピリチュアルな感じでたまらなかったんですよね~。
あまりジャズっぽくない楽曲もありますが、醸し出す神秘的な雰囲気がやはり素晴らしい。
日々、ジャズが産み出される数というのは昔に比べると少なくなっているのは間違いないでしょうが、だからといって素晴らしい作品が出なくなったというわけではないでしょう。
昔のジャズも全然聴けていないので暇があれば色々聴いてみたいですが、今のジャズに耳を傾けてみるのも面白いのかなと思います。
そんなことを思った今日この頃なのでした~。