上の記事で言った通り、私を構成する9枚を今回は紹介していこうと思います。
その9枚がこちらです↓
私を構成というとなんだか大層な感じがしますが、本当に軽い気持ちで選んだ9枚です。この9枚=私ベスト9というわけではなくて、「このアルバムがきっかけでこのジャンルの音楽を聴くようになった」とか、「このアルバムを聴いているときに素敵な出来事があった」などのように、印象に残っているアルバムを選ばせていただきました。
それでは一枚ずつ紹介していきます~
『JOKER』-Janne Da Arc(2005)
1枚目はJanne Da Arcというバンドのラストアルバムである『JOKER』です。
私が音楽を沢山聴くようになったきっかけである月光花という曲が収録されているアルバムですね。
この曲を知ったのは私が小学生のときにたまたま再放送されていたされていたアニメブラックジャックのOPに採用されていた曲で、初めて聴いたときにかっこいいなと思って、一瞬で虜になってしまったんですよね。
で、3DSのYoutubeで月光花ばかり聴いていたんですが、別の曲も聴いてみようとなって、このアルバムのラストに収録されているダイヤモンドヴァージンという曲を聴いてさらにのめりこんでしまいました。
この好きな二曲が収録されている『JOKER』が人生で初めて買ったアルバムなんです。少ないお小遣いをはたいて、ブックオフの中古コーナーから探し出して買ったのをなんとなく覚えています。
私が彼らを知った頃には既にバンドは活動休止していたんですが、結局、再開せずに解散してしまったのはちょっと残念です。一度でもいいからライブをリアルで見てみたかったなと思います。本当に好きなバンドなのでね。
それくらい私の人生にとって重要な意味を持っているアルバムですね。
……因みに、小学生の私は性知識が全くなかったのでヴァージンの意味を知らずに聴いてました笑 多分、中学生とかのときに聴いたら引いちゃって聴かなかったんだろうなと思ったり。
『Images and Words』-Dream Theater(1992)
二枚目はDream Theaterの『Images and Words』です。
これは色々な音楽を聴いてみようと思って色々探していたら、ニコニコである動画を見たのがきっかけですね。
まあ、完全に著作権がヤバい動画なんですが、当時は全然そんなことは知らずに見ていましたね。アニメけいおん!の音楽の代わりに洋楽の音楽が挿入されている動画です。これが中々に面白くてですね、色々な音楽に出会えました。
その中で一番印象に残っているのがDream Theaterの『innocence faded』ですね。
この曲で私はプログレッシブロックというジャンルを知りましたし、初めて洋楽を聴いてみようと思いましたね。それからドリムシの曲を色々聴いてみて、一番いい曲が収録されているなと思ったのが『Images and Words』というアルバムですね。洋楽を聴くきっかけという点では私の音楽人生で重要な意味を持ったアルバムです。
『Into The Purgatory』-Galneryus(2019)
3枚目はGalneryusです。日本のメタルバンドですね。
どのような経緯でGalneryusというバンドにたどりついたのかははっきりと覚えていないんですが、メタルバンドの中だと一番好きなバンドなんですよね。『Into The Purgatory』は彼らのアルバムの中でも一、二を争うくらいに好きなアルバムなので、今回は選ばさせて頂きました。
どの曲もメタルなんですが、それでいてちゃんとバラエティに溢れたアルバムなんですよね。メタルらしい臭いメロディや疾走感のあるリフはそのままに、ちょっとメロウだったり、ちょっとダンサブルだったりして、聴いていてとても楽しいアルバムです。
個人的にメタルってそこまで好きじゃないジャンルなんですが、ガルネリウスは聴いてしまいますね。
『For Ritz』-岡崎律子(2004)
四枚目は岡崎律子さんの『For Ritz』です。シンフォニックレインというゲームの曲を岡崎律子さんがセルフカバーした曲たちにフルーツバスケットの曲を足した感じのアルバムです。
普通に曲も素晴らしいんですが、どちらかというとゲーム補正で選んだ感じですね。
このシンフォニックレインは謂わばギャルゲーと呼ばれる類のゲームなわけですが、結構印象に残っているんですよね。曲を聴いているとどうしてもシナリオを思い出してしまって……気になったら是非プレイしてみてください。
あまりそのアルバムの背景だったりは気にしないタイプの人間なんですけど、このアルバムはやっぱり特別ですね。
『Vaudeville Villain』-Viktor Vaughn(2003)
5枚目はViktor Vaughnの『Vaudeville Villain』ですね。
Viktor Vaughnは『MM…FOOD』や『Madvillainy』で有名なMF Doomの別名義です。
前述の二枚はヒップホップの名盤とされていて、ヒップホップを聴いてみようと思ったときにまっさきに聴いたアルバムなんですが、正直、あまりよさがわからなかったんですよ。結果的に最初はヒップホップというものをあまり好きになれなくて(今は全然好きなんですけどね)、一時期は聴くのを止めたんですよね。やっぱりロックでしょという感じで。
ですが、たまたま聴いたこの『Vaudeville Villain』が滅茶苦茶ぶっ刺さりまして、それからはヒップホップというものにはまってしまいました。
このアルバムの素晴らしい点は滅茶苦茶ダークな所ですね。攻撃的で暗いトラックに乗せられる淡々としたラップがこれまたとてもクールに聴こえて大好きです。
私がヒップホップが好きになったきっかけのアルバムなので、今回はこのアルバムを選びました。
『Laughing Stock』-Talk Talk(1991)
6枚目はTalk Talkの『Laughing Stock』です。
このアルバムを選んだ理由は先ほどの『Vaudeville Villain』と似ていて、私がポストロックを知ったきっかけかつ、ポストロックが好きになった要因となったアルバムだからですね。
それまでの私のロックに対する認識はギターがかき鳴らしまくる、滅茶苦茶激しい音楽という感じだったんですよ。ですが、このアルバムはロックでありながらとても静謐な雰囲気に包まれています。これが個人的に衝撃的だったんですよね。ちょっとジャズ的なエッセンスがある点に驚いたりしました。
正直今でもポストロックがどんな音楽なのかを具体的に説明できないんですけど、「このアルバム『Laughing Stock』っぽいからポストロックだ!」と勝手に指標にしてしまうくらいに自分の中で印象に残っているアルバムですね。
『Journey in Satchidananda』-Alice Coltrane(1971年)
7枚目はAlice Coltraneの『Journey in Satchidananda』ですね。
これまたあるジャンルを好きになったきっかけシリーズですね。このアルバムから私はジャズをいっぱい聴いてみようと思いました。
このアルバムが好きなのは何処かスピリチュアルな感じが漂っているからでしょうか。ハープの音だったり、ちょっとサイケデリックなサウンドがあったり、自分の好きな要素がジャズといい具合に溶け合っているのがいいんですよね。
これもまた印象に残っているアルバムです。
『Pet Sounds』-The Beach Boys(1966)
あと残り二枚なんですが、この二枚は個人的に全アルバムの中の1位と2位に君臨しているアルバムです。3位以下はそのときの気分で変動しちゃうんですが、1位2位は絶対にこの二枚の内どっちかです。それくらい、私としては揺らがない作品です。
その内一枚がこの『Pet Sounds』ですね。難解というか、どうして評価されているのかわからないと言われがちな作品なんですが、私は大好きです。昔の作品だから評価されているんだろうという私の思い込みを簡単に吹っ飛ばしてくれた作品でした。
一番心を掴まれたのはやっぱりハモリですね。これが美しくてたまりません。
きっと、この先も聴き続ける作品なんだろうなと思います。
『KidA』-Radiohead(2000)
そして、もう一枚がRadioheadの『KidA』ですね。このアルバムも『Pet Sounds』と同じく、ずっと聴き続けるであろう作品だと思います。
この作品が出た頃はまだ私は産まれていないので、当時の衝撃とかをリアルタイムで感じたわけではないのですが、なんの前知識もなくRadioheadのアルバムを1stから順番に聴いていったので、疑似的ではあるんですが、初めてこのアルバムを聴いたときは本当に衝撃を受けました。『OK Computer』からどうしてそうなったのかと。
ですが、ただ驚きが先行したわけではなく、最初から最後まで聴いて素晴らしいアルバムだと思ったんですよね。鳴っているメロディが冷たいながらに美しかったですし、別世界の音楽のような雰囲気が本当にたまらなかったです。
何回聴いてもそのたびに新しい発見のある名盤だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本当は9枚以上あったんですが、なんとか9枚に纏めてみました。
これからも音楽は産まれ続けますし、これからも音楽を聴いていくつもりなので、上記の9枚はどんどん変わっていくと思います。それがすごく楽しみですね。
もし、作ってみたい方は下記の記事で作り方があるので、是非、作ってみてください。
それでは今回はここで~