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【雑記3】で、post rockってどんな音楽やねんという話

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雑記・コラム
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 先日、頭の中でこんな会話が繰り広げられました。

A「好きな音楽ジャンル教えてよ」

私「うーん、やっぱりPost Rockかな」

A「へえ、Post Rockってどんな音楽なん?」

私「えーと……なんだろう?」

 そんな感じで私は誰かの質問に答えられませんでした。

 私はPost Rockを好きと言いながらも、Post Rockがなんなのかを説明できなかったのです。

 これでは「本当に好きなのか?」と疑われても仕方がない。 

 仮に「Sigur rosとかSwansみたいな奴」と返しても、それはあまり答えになっていないような気がしますし……というか、両者の音楽は全く違うように聞こえる。

Sigur ros
Swans

 同じジャンルにカテゴリーされる音楽とは到底思えません。 

 というわけで、ちょっとPost Rockの定義的なものについて調べてみると↓

ポストロック (post-rock) は、ロックの一種。リズム・和音・音色・コード進行などの点で従来のロックには見られない特徴がある。レイノルズの「ポストロック」という言葉は、「ロックの楽器をロックとは違う目的に使用し、ギターをリフやパワーコードのためでなく、音色や響きをつくるために使う」音楽を指している。

Wikipedia

 ……ということらしいです。なんだか曖昧だな?

 とりあえずこれを元に上記であげた二つのバンドについて考えてみる。 

 私のロックに対する大まかなイメージは、カッコいいギターのリフやソロがあって、パワーコードやオクターブで音に厚みを出すような、勢いのある音楽といった感じ。極論かもしれませんが、ギターがなければロックとは呼べない……それだけギターが主体となった音楽がロックだというのが私のイメージです。

  Sigur rosの方はやはり美しいギターの音色と響きが特徴的だと思う。

 幽玄なサウンドが胸に染み渡り、まるで海の中にでもいるような錯覚を覚えます。このクリーンでありながらもノイズっぽくもあるという不思議な音はまさにPost Rockといった感じ。

 対してSwansの方は徹底した繰り返しが特徴的なバンドだと思う。

 攻撃的なリフを一生続くんじゃないかと思うくらいに繰り返し続ける。このサウンドは聴き手の頭を狂わせるというか、まるで洗脳しているように感じられるし、ロックにある音の厚みを出すというのとは別種の働きをしているように思えます。

 また、ドローンちっくにギターの音をずっと引き延ばし続けるようなサウンドも特徴的で、音の凶悪性がSigur Rosとは全然違うけど確かに使い方は似ているのかもしれないと思ったり。

 そういった観点からいうと、やはりSwansもPost Rockなのか。

 聞き方を少し変えてみると、全く違って聴こえる両者も少しは似ているように感じられる……のかも?  

 ただ、こうして色々考えてみると、やはりジャンル分けというのは難しいですね~

 いや、私はPost Rockという一つのジャンルに固執しすぎていたのかもしれません。どの音楽もなにか一つのジャンルに確実に分類できるほど簡単なものではなく、様々な要素が複雑に絡み合ってできているものです。だから、上記のSigur rosとSwansのような同じジャンルでも、違って聴こえるのかもしれません。

 例えば、前者は他に分類するならAmbient PopやDream Popなどの要素もあるだろうし、後者はDroneやFolkといった他ジャンルも含んでいそう。すなわち、両者は根本は似ていても、見ている先の風景が異なっているのかもしれません?

 そう考えるとやはり音楽は一筋縄ではいきませんね~

 ジャンル分けをするのはいいのですが、無理に一つに分類するのは強引なのかもしれないと思ったり。