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【レビュー】「Quaranta」- Danny Brown【感想】

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アルバム感想
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Quaranta by Danny Brown
Album · 2023 · 11 Songs

 

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「Quaranta」- Danny Brownのレビュー及び感想

 今年2枚目のリリースとなったDanny Brownの新譜を早速聴きました。

 とても好きなラッパーさんですし、今年1枚目のJPEGMAFIAとのタッグ作である『SCARING THE HOES』もとてもよかったので、とても楽しみでした。

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 ただ、先行曲のTantorが個人的にイマイチで、一体どんな作品になるのかなと若干の不安みたいなものはありました。

 ですが、やっぱりただの杞憂でしたね~、しっかりと素晴らしい作品を出してくれたなと2回聴いて思いました。

ドラムビートがジャジーでいいですね~

 アルバム内容は意外にもアブストラクトやハードコアというよりかはメロウで穏やかなサウンドの楽曲が多い印象。

 アコギだったり、ストリングスだったり、Hip Hopでありながらもノレルというよりかは浸れるような楽曲が多いのはかなり意表を突かれましたね。

 後半に行くほどその傾向が強くなっていく感じがして、特に10曲目のHanamiは思わずはっとしてしまう、Hip Hopからはあまり想像できない美しいサウンドにうっとりとしてしまいましたね。

 ですが、アルバム自体は34分とコンパクトですし、Danny Brownの中だとかなり聴きやすい作品なんじゃないかなと思いました。

 ただ、そういった楽曲が多い分Danny Brownの癖になる鼻にかかった声というか、捲し立てるような高速ラップはあまり聴けなかったのはちょっと物足りなかったですね。

 RYMとかを見ているとConscious Hip Hopに分類されていたので、歌詞とかを見ていくともっと印象は変わるのかもしれませんね。

 是非、聴いてみてください。

 一番好きな楽曲:Hanami

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