全く気にしていなかったんですが、今年のGrammy賞にノミネートされた作品が発表されましたね。
もうそんな季節なのかと思います。早いですよね~。
因みにGrammy賞とはこんな感じのものですね↓
グラミー賞(グラミーしょう、英語: Grammy Awards)は、ザ・レコーディング・アカデミーが主催する音楽賞。当初はグラモフォン・アウォード(Gramophone Award)と呼ばれており、現在は単にグラミー(Grammy)と呼ばれることが多い。アメリカ合衆国の音楽産業において優れた作品を創り上げたクリエイターの業績を讃え、業界全体の振興と支援を目的とする賞だが、今日世界で最も権威ある音楽賞のひとつとみなされており、テレビにおけるエミー賞、舞台におけるトニー賞、映画におけるアカデミー賞と同列に扱われる。毎年2月に授賞式が行われ、著名なアーティストによるパフォーマンスや代表的な賞の授賞の模様が全米をはじめ世界の多くの国で放映される。
Wikipedia
今年でもう66回となる賞で、権威性がある……と思いきや、度重なるよくわからないノミネートや、多数のアーティストの辞退等で、最近の音楽リスナーからもう見放されている印象があります。
とは言っても、個人的にはこうした祭典を見るのはとても楽しみですし、予想するのも面白いと思っています。推しアーティストが受賞するのも嬉しいですしね。
というわけで、今回は今年のGrammy賞を受賞する作品を勝手に予想していきたいと思います。
Grammysに関して私は全然詳しくないので、全く的を射てないことばかり書いている可能性は大いにあると思いますが、温かい目で読んでくださればと。
今回は主要四部門(Album of the Year、Record of the Year、Best New Artist、Song of the Year)を予想してみます。
Grammy2024を受賞する作品を勝手に予想してみる【主要四部門編】
Album of the Year
まずはAlbum Of The Yearから。個人的には主要四部門の中でも一番重要というか、大きい賞だというイメージがあります。
Boygenius – The Record
引用
Janelle Monáe – The Age of Pleasure
Jon Batiste – World Music Radio
Lana Del Rey – Did You Know That There’s a Tunnel Under Ocean Blvd
Miley Cyrus – Endless Summer Vacation
Olivia Rodrigo – Guts
SZA – SOS
Taylor Swift – Midnights
8アルバム中、6アルバムは聴いたことがあるのですが、Janelle MonáeとJon Batisteの2アルバムは聴いたことがないですね。
全体的に見ると、ノミネートの大多数が女性と、最近の傾向そのままという感じ。
あとはHip Hopアルバムがないというのがかなり珍しいですね~。
個人的に一番驚いたのはやはりBoygeniusでしょうか。
いい作品でしたし、USチャートでも最高4位、UKチャートで最高1位と好成績を残していましたが、こうしたインディー風味な作品がノミネートされるのはかなり意外でしたね。
Janelle Monáeも予想外な選出でしたな。
あと、Jon Batisteはなんで?
前作も多数ノミネートされてAlbum of the Yearを獲得して多くの人の首を傾げさせましたが、今年も多数ノミネート。
そこまでチャート成績も評価も高かった印象がないんですが、本当にどうして?(ファンの方はすみません)
それ以外の面子は「まあ、そうだよね~」という感じ。
感想はこれくらいにして、予想に入っていくんですが、Janelle Monáeはないかな~。
Jon Batisteは前回のことがあるんですが、前回のことがあるからこそ今回はないと思う。
Taylor Swiftもチャート成績は抜群にいいんですが、これまでに3作品でAOTYを受賞しているので、流石に4回目はないでしょう。
というわけで、残りの5作品の内どれが受賞するのかなんですが、色々考えてみてこんな感じに↓
本命:Boygenius - The Record
対抗:Lana Del Rey - Did You Know That There’s a Tunnel Under Ocean Blvd
大穴:SZA - SOS
本命はBoygeniusです。これは期待半分、そしてもう半分がRecord of the YearとSong of the Yearの受賞は個人的にあまり想像できない、受賞するのならAOTYだろうと思ったからです。
こうしたIndie Rockを最近のGrammysの選考員が投票するイメージは全然ないんですが、ノミネートされたということはそういうことでしょう。
対抗はLana Del Rey。確か前は「NFR」でノミネートされて、Billie Eilishの四冠制覇に阻まれた記憶。前回取れなかったというのもあり、対抗で予想します。
大穴はSZA。受賞するならシングルの方な気もしますし、2022年発表というのもありますが、受賞してもおかしくないような気がします。
Record of the Year
次はRecord of the Year(ROTY)です。
Billie Eilish – What Was I Made For? [From the Motion Picture “Barbie”]
引用
Boygenius – Not Strong Enough
Jon Batiste – Worship
Miley Cyrus – Flowers
Olivia Rodrigo – Vampire
SZA – Kill Bill
Taylor Swift – Anti-Hero
Victoria Monét – On My Mama
Victoria MonétとJon Batiste以外は聴いたことがあります。どれも今年を彩った名曲たちが揃っている気がしますね。
こちらもHip Hopがゼロと驚き。確かに言われてみると、そこまで印象に残る楽曲は少なかったかも。
予想はこんな感じ↓
本命:Miley Cyrus - Flowers
対抗:SZA - Kill Bill
大穴:Taylor Swift - Anti-Hero
本命はMiley Cyrusです。長い間チャートにいましたし、ビルボード関連で女性アーティストの中での記録も打ち立てていた記憶がありますし、今年を代表する楽曲だと思います。
対抗はここでもSZA。Kill Billはとても歌詞が印象的な楽曲で、長い間チャートの高順位にいた印象です。アーティストからも、リスナーからも彼女の人気は上昇していますし、受賞してもおかしくないと思います。
大穴は迷いましたが、Taylor Swift。確か彼女はAOTY以外は主要四部門を受賞したことがないはずなので、この辺りで初受賞となるか。
Song of the Year
次はいまいちROTYとの違いがわからないSong of the Year(SOTY)です。
最近に受賞したH.E.Rのi can’t breatheは無抵抗な黒人殺害の事件に関連する楽曲で、
去年受賞したbonnie raittのjust like thatは息子が亡くなった後、彼女が彼の心臓を提供し、その心臓を受け取った男性と初めて出会うという出来事を題材にした楽曲でした。
そんな感じで最近はメッセージ性が強い楽曲が受賞しているイメージで、あまりチャート順位とかを気にしていない感じがします。
Billie Eilish – What Was I Made For? [From the Motion Picture “Barbie”]
引用
Dua Lipa – Dance the Night (From Barbie the Album)
Jon Batiste – Butterfly
Lana Del Rey – A&W
Miley Cyrus – Flowers
Olivia Rodrigo – Vampire
SZA – Kill Bill
Taylor Swift – Anti-Hero
ROTYとあまり顔ぶれは変わらない感じ。これまたヒップホップがない。
Barbie関連の楽曲が強いですが、人種関連で話題になった印象しかないんですよね~。そういった観点だと受賞しない気がするし、逆にフェミニズム的なメッセージ性という観点から受賞するような気もして、難しい。
他にそういったメッセージ性が強いような楽曲もないような気がしますしね~。
そういったものを加味して、私の予想はこんな感じ↓
本命:Billie Eilish - What Was I Made For? [From the Motion Picture “Barbie”]
対抗:SZA - Kill Bill
大穴:Lana Del Rey - A&W
本命はBillie Eilish。やはりSOTYはメッセージ性を重視しているようなイメージがあるので、それに合うのはこの楽曲なのかなと。
対抗はSZA。SOTYはメッセージ性が強くないと受賞させない!程ではないとは思うので、普通にSZAも受賞する可能性はあると思います。何処かで受賞するような気はするので、とりあえず対抗に。
大穴はLana Del Rey。なんというか、ROTYにノミネートされていない楽曲がSOTYで受賞するような気もするので。そういった傾向があるのかはわからないのですが大穴予想にしました。
と、予想しているんですが、どの楽曲もとってもおかしくないような気がしてかなり難しいですね~。
Best New Artist
新人賞。
だけど、「この人新人なん?」となるノミネートがあったり、基準がイマイチよくわかりません。あと、歴代の受賞アーティストが以降、躍進しているイメージがあまりない……
Coco Jones
引用
Gracie Abrams
Fred Again..
Ice Spice
Jelly Roll
Noah Kahan
Victoria Monét
The War and Treaty
……あかん、一人もわからへん。
私もまだまだ音楽を聴けてないということを痛感するラインナップです……かろうじてIce Spiceは少し聴いた覚えがあるというくらいでしょうか。
調べてみた感じR&BやSoul系統のアーティストが多いのかな? それもらしいなとは思うんですが、わからないアーティストすぎて予想ができません……
わからないなりに予想したらこんな感じに↓
本命:Ice Spice
対抗:Victoria Monét
大穴:Noah Kahan
本命はIce Spice。確か彼女の楽曲Boy’s A Liar, Pt. 2が長い間チャートトップ10にいた記憶があるので、新人賞という意味では妥当なのかなと。
対抗はVictoria Monét。聴いたことはないんですけど、唯一今年出したアルバムのジャケットをTLで見かけた記憶があるので対抗にしました()
大穴はNoah Kahan。聴いたことはないんですが、調べる限りフォーク系のアーティストらしいので。私はフォークが好きなんです()
来年は新人アーティストも追いたいね~。
まとめ
去年との違いはノミネート数が10から8に減ったというか、戻ったことでしょうか。元々は確か5で、そこから増えていったノミネート数が今年は減りましたね。
その影響なのか、カントリー枠みたいな、必ずノミネートされる枠みたいなのがなくなった印象です。
まあ、多すぎても票がわかれすぎて~みたいな話もあったから減ったんでしょうかね。
相変わらず人気なJon Batisteと女性アーティストが大多数を占めると、昨今のGrammyだなと思うんですが、Hip Hopがほぼほぼノミネートされていないのは意外。
受賞式は来年の2月5日ということで、楽しみですね~。私の予想はあたるのか……流石に一つくらいはあたるでしょうが(フラグ)。
と、ここまで読んでくださりありがとうございました~。
※画像はPitchforkからの引用。