「馬」-betcover!!のレビュー及び感想
適当に鼻をほじったりしながらXを眺めていたらいきなり「24時に新作を出す」というbetcover!!の爆弾めいたツイートを見てたまげた作品を聴きました。
海外や一般の方がbetcover!!をどう認識しているのか(そもそも知っているのか)はわからないんですが、日本の音楽リスナーの中だとものすごく評価が高い印象です。
私のTLだと常にbetcover!!を見かけるわけなんですが、実は私はあまり聴いたことがなかったんですよね。
「卵」の前日譚にあたる作品のようですが、あまりこれまでの作品と比較しては話せないと思います。
betcover!!がニューアルバム『馬』をリリース、初の全国ワンマンツアー&渋谷WWWXでの限定ワンマンの開催も決定 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
betcover!!がニューアルバム『馬』をリリース、初の全国ワンマンツアー&渋谷WWWXでの限定ワンマンの開催も決定
なので、聴いて思ったことを率直に書いていこうかなと思うんですが、かなり荒くて勢いのあるロックが展開されているなと思いました。
開幕のバーチャルセックスからエンジン全開という感じで、聴いていてびっくりしましたね。
それでいて、演歌……というよりかは歌謡曲的な哀愁も漂っているのがいい。
あと、CD音源というよりかはライブ音源的な質感があるのも面白いです。
特にボーカルがちょっと揺れているというか、なにも補正がかかってない生の叫びが耳に届くようで、他にはないサウンドが広がっているような気がします。正座して耳を傾けないといけない気持ちになるというか、とにかく不思議な感じです。
ただ、30分未満を勢いで押し切ったようなアルバムですが、その分ちょっと物足りなかったなという印象。
ですが、とても素晴らしい作品だと思いましたね。
リリース方法といい音楽性といい、予想できなくて、これからもどんな景色を見せてくれるのかが楽しみです。
一番好きな楽曲:翔け夜の匂い草
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