「Scarlet」-Doja Catのレビュー及び感想
Grammy賞にノミネートされるだけでなく、受賞もして勢いのあるDoja Catの新譜を聴きました。
個人的に彼女の楽曲では「Say So」や「Kiss Me More」のメロウで、キュートでありながらもセクシーみたいな楽曲が好きなんですが、先行シングルの段階ではそういった楽曲がなくて、どんなアルバムになるのかなと思っていました。
正直な所、先行シングルは個人的にはあまりはまらなくて、そこまで期待して待ってはいませんでした。ただ、結構ヒップホップ色強くなった印象で、ラッパーとしての彼女を前面にだしたアルバムになるのかなと漠然と思っていたのですが、実際にそんな感じになりましたね。
ラッパーとしての彼女を見せつけているような感じです。
しかも、前半はTrap的なアプローチで、後半はジャズ的なメロウなオシャレで懐かしいようなトラックが並んでいて、聴いていて飽きませんでしたね。
ラップも変幻自在で、ポップに纏めつつもスキルの高さを披露しているような感じがしました。
なんですが、やはり先行シングルと同様、個人的にはあまり刺さりませんでしたね。個々の楽曲がそこまで好きになれなかったのもそうなんですが、やはり前述の「Say So」や「Kiss Me More」みたいな楽曲が欲しかったところ。
ラッパーとしての彼女を求めている人は楽しめるだろうし、そうじゃない人はもしかしたらあまり楽しめないかもしれませんね。
仮に点数をつけるとしたら61点/100点ということでしょうか。いい作品だと思います。
是非、聴いてみてください。
一番好きな楽曲:Fuck The Girls(FTG)
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