「California」-Mr. Bungleのレビュー及び感想
ここまでエキセントリックでありながら、Art的なロックアルバムはそこまでないんじゃないかなと聴いていて思いました。
ジャズ、ブギ、民族音楽……自分の好きな音楽のジャンルを片っ端から突っ込んだんじゃないかと思うくらいです。個人的に最後の曲でケチャ的なアプローチがあったときは本当に驚きました。
また、結構コーラスがフューチャーされていて、バロックポップさも前面に出ているのが個人的には嬉しかったですね。
楽曲中に何度も展開が切り替わっていくので、次にどんなサウンドが聴こえてくるのか全く予想できません。そういった点ではかなり聴いていて飽きなかったですね。
その分「楽曲として印象に残る」というよりかは、「このパートが印象に残る」って感じだと思います。ただ、そのおかげでどの人にも好きなパートが見つかるんじゃないかなと思いますね。
SwansとかのExperimental Rockで挫折した方にも聴きやすい作品なんじゃないかと思います。
仮に点数をつけるとしたら80点/100点でしょうか。いい作品だと思います。
是非、聴いてみてください。
一番好きな楽曲:none of them knew they were robots
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