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【レビュー】『This Stupid World』- Yo La Tengo【感想】

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アルバム感想
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Yo La Tengoとは?

 さて、今回はYo La Tengoの新アルバムである『This Stupid World』を聴いていこうと思うのですが……例の如く、私はこのアーティストについて知らないんですよね笑 なのでちょっと調べてみたところ、

ヨ・ラ・テンゴ (Yo La Tengo) は、アメリカオルタナティヴ・ロックバンド

1984年ニュージャージー州ホーボーケンにて結成。

ヨ・ラ・テンゴ – Wikipedia

 だそうです。意外とベテランなアーティストさんのようですね~

 掴みどころのない音楽が特徴と評価されたりしているみたいなので楽しみです。では、聴いていきましょう♪

 

全曲感想

①Sinatra Drive Breakdown 
 ずっと同じリズムの上で、アヴァンギャルドなギターが弾かれている曲。ベースとドラムのシンプルなパートが延々と繰り返されているんですが、それがグルーブを生み出しています。ギターが好き勝手に弾かれているんですが、それ以外のパートが変わらないせいでトリップしそうになります。なんとなくCanを思い出しました。だけど、これはあまりにも変化がなさすぎて飽きちゃうな……

②Fallout
 かなりエフェクトがかかったギターリフは個人的に好き。遠くから響いてくるようなシンセっぽい音がいいね。ドラムの音量が結構絞られているような気がする。その代わりにギターが結構主張しているように感じますね。

③Tonight’s Episode
 最初のアコギでインディーロック的なものがくるかと思ったのもつかの間、ドローンっぽい感じの音が入ってきて不安を煽ってくる。ベースラインがいいね。途中で戻ってくるアコギのメロディも綺麗。

④Aselestine
 これまでの曲から一転、快活な感じで始まる曲。シンプルなアコギがいいですよね。こういう雰囲気の曲は田舎の風景が脳裏に浮かんできますね。

⑤Until It Happens
 これまたポップな感じの曲。だけど、左耳で聴こえる踏み切りの音みたいなのが変わってるね。ギターのリバーブの感じとかがドリームポップ的。

⑥Apology Letter
 クリーンでリバーブのかかったギターがいいですね~。ドリーミーな感じがたまりません。低音やビートが薄いおかげか、浮遊感のある曲に仕上がっているように思います。遠くから届くようなぼやけたシンセ音もいい。

⑦Brain Capers
 一曲目と似たような感じのアップテンポなロックソング。だけど、結構ノイズ寄りになってますね。ボーカルも歌っているというよりかは耳元で呟いているような感じ。なんとなく、あのバナナジャケットのバンドを思い出しました。

⑧This Stupid World
 アルバム名を冠した曲ですね。これもなんとなくクラウトロックっぽさを感じる。ノイズ成分がこれまでの曲と比べてちょっと強め。もうちょっとリズムに面白さがあったら好きだったなという感じ。

⑨Miles Away
 最後は開放感溢れる音が特徴的な曲ですね。曲名通り、音が広がっていくのを感じます。

 

まとめ

 聞いていた通り掴みどころのない音楽性だなと感じました。特に1曲目や7曲目、8曲目なんかの変わらないビートにノイジーなギターを乗せてる感じがまさにそうだと。トリップしそうなほどの執拗な繰り返しは好きな人は好きだろうなという感じでした。

 個人的にはそういった楽曲よりも、中盤のドリーミーな楽曲たちの方が好みだったので、そういった楽曲がもっと多かったらもっと好きになれたアルバムでしたね。

 まだ聴いていない方は是非聴いてみてください。