『Specter』-星街すいせいのレビュー及び感想
最近、あのFirst Takeに出たりと、話題になっているVtuberさん――星街すいせいさんの2ndアルバムである『Specter』です。
いやあ、凄いですね~Vtuberもついにここまで来たかと。
私は星街すいせいさんが所属しているホロライブについては前から知っていて、リアルタイムで見ることはあまりないんですが、切り抜きを見たり、出した曲を聴いたりはしています。
昔――辛い受験生時代はホロライブのVtuberさんに助けられましたね……
そのときはライブで見てたんですけど、今は色々とやることが多くなって、切り抜きでしか見れてないんですが笑
因みに、どうしてかはわからないんですけど、星街すいせいさんのことは個人勢時代にたまたま見たことがあったり(本当になんでなんだろうな……)。
……と、自分語りはここまでにして、星街すいせいさんのアルバムに話を戻しましょう。
前作である「Still Still Steller」は結構好きだったんですが、今作は果たして。
では、聴いていきましょう♪
全曲感想
アルバムが出る前に既に発表されていた曲。J Popらしい、音を詰め込んだ感じのアップテンポな曲。Bメロのボーカルのメロディが難しそうだな~ラスサビ前にジャズっぽくなったり、目まぐるしく変わっていく展開が飽きさせない。しかし、田淵さんに堀江さんとは作曲陣が豪華ですね……
重たいギターが印象的な曲。結構前にYoutubeでMVと共に出てた記憶(聴いた覚えがある)。サビが弱いかな~と思っていたら、最後の最後までためてやっと本当のサビといった感じの突き抜けるようなパートが入る。そこは好きなんだけど、個人的にはもっとその部分は長くしてくれたらなと思ったり。
③みちづれ
三曲目はYOASOBIのAYASEさんによるものらしいんだけど、あんまりAYASEさんっぽくないというか、YOASOBIっぽさは感じない。星街すいせいさんにあうように作曲されたのかも。大人っぽい感じのブラスがあしらわれた感じの曲。個人的にあまり印象に残ってないなあ。
これまた前曲みたいに大人っぽさを前面に出した感じの曲。ピアノとブラスがおしゃれに曲を飾ってる。ワウがかかったギターがエモい。だけど、サビのメロディはアニメのED曲っぽい明るさがあって好きだなあ。
また英語の語りっぽいのが最初に入ってる(三曲目にも入ってた)。作曲者は違うし、そこらへんはあわせたのか偶然なのか。まさかの二番からセリフパートが入ったりして、アイドルっぽい?感じの曲。
いや、あんまり聴いたことのない類の曲ですよね。ジャンル分けするならシンセポップなんでしょうか……ともかく、面白い感じですね。
⑥放送室
この曲もYoutubeでMVがあった記憶。シンプルなJ Pop。「届いて欲しいのはSOSじゃなくて優しい言葉」という歌詞がなんか好き。
お、この曲は好きだな~リバーブのかかったピアノに、クリーンなギター……静謐な雰囲気がいいですね。「デビュタントってなんだ?」ってなんだと思って調べたんですが、デビュタントは初めて社交界にデビューする、年頃の女性とそれを祝う場という意味があるんだそう。
First Takeとかにも出てましたし、Vtuberとして――歌手として色々な場所に出ていく自分と重ね合わせているのかなと思ったり。
前のアルバムでは星街すいせいさんの作詞曲がいくつかあった記憶なんですが、このアルバムはこの一曲のみで、そういった意味が込められていてもおかしくないかも(あっているか定かではありませんが)。
このアルバムの中では一番好きな曲。
8曲目だけど7days。アニソンっぽい感じのアップテンポな曲。イントロのピアノリフがかっこいい!サビの、曲の厚みを出すだけじゃないストリングスがいいですね。
サックスの音がいいね……おじさんはサックスの音に弱いんじゃあ~Damnって畜生!的な意味合いの言葉だと思ってたんですけど、Damn Goodで上出来なという意味になるらしいので、上出来な日って曲名っぽい。ああ、サックスがいい。
⑩ソワレ
アルバムの中では最も明るくてアップテンポな曲なのかな。ソワレってなんだ……って思って調べたら夜に行なう公演という意味らしい。これまたフランス語で、舞台とかに関する言葉。
タイトルになっている『Spector』は幽霊って意味だし、幽霊のような誰にも見られない所から、デビュタントやソワレのような多くの人が見ている場所に出ていくみたいな感じなのかな?
アルバム最後の曲なんだけど、締めって感じではないな。個人的にボカロ味を一番感じた曲。
もしかしたら全曲よりもこっちの方が明るくてアップテンポかも。最後が「大好き」で終わるのがいいね、やっぱり締めにもってこいの曲かも。
まとめ
最初の二曲を聴いたときは「熱い感じの曲で攻めてく感じか?」と思ったんですが、聴き終えて全体的に見ると、大人っぽい感じの曲が意外と多いなと思いました。
全体的にポップに仕上がっていて聴きやすかったです。
前作は「星」で統一された感じで、今作はあまりコンセプト的なものはないのかなと思ったんですが、デピュタントやソワレって言葉からこれからも前へと進んでいくという決意が込められているのかなと思ったり。
私は全然インタビューを読んでいませんし、星街すいせいさんがアルバムに対してどんな感じで言及しているのかを知らないので、実際はどうかわかりませんが。
個人的には前作の方が好きかな~
ですが、歌唱面は一曲目とかから、前作よりは進化してるなと素人目線ですが思いました。
ホロライブのことは好きですし、Vtuberさんがもっとメジャーな存在になってくれたらとも思うので、これからも頑張って欲しいなと思います。
是非、聴いてみてください!
個人的に一番好きな曲:⑦デビュタントボール
個人的にオススメな曲:①灼熱にて純情(wii-wii-woo),②TEMPLATE
星街すいせいさんのチャンネル↓
https://www.youtube.com/channel/UC5CwaMl1eIgY8h02uZw7u8A