『Help!』-The Beatlesのレビュー及び感想
今回聴いていったのはThe Beatlesの五枚目のアルバムである『Help!』ですね。
1曲目のHelp!から名曲ですよね。日本人なら知らない人がいないんじゃないかと思うほどの曲で、Let It Beと並ぶほどの有名曲だと思います。
このアルバムが発表されたのは1965年。The Beatlesの人気絶頂期で、多忙な毎日だったそうです。そんな毎日から助け出してくれ……という背景があると何処かで聞いたことがあります。快活な感じで最初に歌われるHelp!からは想像できないような感じですよね。
しかし、Help!単体を聴くとその背景は掴みにくいんですが、アルバム全体としてみるとフォーク的な楽曲が取り入れられたりしていて、ちょっと暗さがあるときもあります。
これは前のアルバムの『Beatles for Sale』でも感じられたことですね。当時のメンバーたちは本当に大変だったのかもしれませんが、こうしたしっとりとした曲が入ってくることによって、やっぱりアルバムが引き締まったような印象を受けます。
また、これまでと違って、どの曲もクオリティが高くなっているように感じられました。
それまでだと結構単調だったドラムがTicket To Rideだと変わったフレーズを叩いたり(もたついて聴こえるけど)と、さらに進化しているのがわかりますね。
12曲目のI’ve Just Seen a Faceはギターのフレーズが癖になる、結構テンポの速い楽曲ですね。これもいいです。
そして、13曲目のYesterday。
これも有名な楽曲ですよね。恥ずかしながら、このアルバムに収録されているのを今回初めて知りました。いい曲ですよね~。
これまでのアルバムは「この曲はいいけど、この曲はイマイチだな……」と思うことがあったんですが、このアルバムはどの曲も結構よくて、イマイチだなと思うことはあまりないですね。そういった観点から、『Help!』は今までのアルバムよりかは好きなアルバムですね。
是非、聴いてみてください。