『Red Moon In Venus』-Kali Uchisのレビュー及び感想
今回聴いていくのはKali Uchisさんの『Red Moon In Venus』です。
どういった方なのかなと調べて見たんですが、こういう来歴の方らしいです↓
カリ・ウチス（Kali Uchis、1994年7月17日 – ）は、コロンビア生まれ、アメリカ合衆国ヴァージニア州育ちの女性シンガーソングライター、音楽プロデューサー[1]。音楽ジャンルは、ソウルミュージック、ファンク、R&Bなど。
2018年4月、デビューアルバムとなる『Isolation』を発表[2]。様々な音楽メディアから高い評価を受けた[3]。同年7月には大型野外音楽フェスティバル「フジロックフェスティバル’18」に出演した[4]。
2020年11月20日、2作目のアルバム『Sin Miedo (del Amor y Otros Demonios) ∞』をリリースした[5]。
カリ・ウチス – Wikipedia
それでは聴いていきましょう♪
全曲感想
①in My Garden…
一曲目からいいですね。かなり短い曲ですが、これのおかげで一気にアルバムに没入することができます。
②I Wish you Roses
深いハモリを加えた分厚いボーカルがいいですね。ネオソウル的な楽曲ですが、右で鳴っているギターがクールですね。聴いていてうっとりとしてしまう楽曲です。一聴しただけで名曲だと感じました。
③Worth The Wait
さっきも感じましたが、何処かLofiさを感じるシンセの音が切なくていいですね。ボーカルパートの殆どにハモリがあるんですが、リバーブが深いおかげかかなり開放感のある曲に仕上がっていると思います。
④Love Between…
メロウなR＆B曲。上品な雰囲気がいいですね～
⑤All Mine
イントロの立体感のあるサウンドに陶酔しそうです。この曲は結構ベースが主張していますね。コードのずれがセクシーですね。
⑥Fantasy
サビのメロディが好き。シンプルにいい曲だと思います。
⑦Como Te Quiero Yo
「ふう～」といった感じのボーカルパートがいいですね。ブルーノートを活かしたボーカルも切なくていい感じ。ストリングスも気品がある。後半に少しだけ入るピアノがいい味を出してますね。
⑧Hasta Cuando
結構ポップな感じの曲。もっとシンセの音を増やしたシンセポップになりそうな感じ。しかし、二分くらいの曲が多くてぽんぽん曲が変わっていきますね。
⑨Endlessly
ギターのカッティングがあって、仄かにシティ・ポップ味を感じる明るさがありますね。聴いていて何処か懐かしさを感じました。
⑩Moral Conscience
個人的にあまり印象に残っていない曲。緩やかに進んでいく感じは好き。
⑪Not Too Late (Interlude)
ちょっとダークな感じがいいですね。Interludeとあって、ここからの曲に期待が高まります。
⑫Blue
サックスの音も入り、アダルティでダークな雰囲気がいいですね。何処かに迷い込んだような気になるサウンドがいい。
⑬Deserve Me
下地となっているリズムは変わらないのに、乗っているいくつもの声が美しい曲。アウトロの静かな感じもいいですね。
⑭Moonlight
ポコポコしたベースが印象的な曲。これもセクシーな感じでいい曲ですね。
⑮Happy Now
最後の曲はポップでちょっと可愛い感じの曲。ちょっとメランコリックな感じもある。最後が波の音で終わるのが何処か寂しい。
総評
アルバム全体として感じたのはハモリを使った立体感のあるボーカルサウンドですね。メロウなトラックに乗せられる分厚いボーカルが個人的には好きでよかったです。一曲一曲が短めなのも聴きやすくてよかったですね。ただ、似たような感じの曲も多かったので、もうちょっと別のアプローチからの曲があったらもっと好きになれたなと思います。
とはいえ、名盤だと私は思いました。
是非、聴いてみてください。
