Neutral Milk Hotelのオリジナルアルバムを全て聴いてみたので、全アルバムのレビュー及び感想を纏めてみました。
まあ、全アルバムといっても2枚(EP等は除く)なので、別々にしてもよかったんですが、纏めた方がいいかなと。
Copilot(AI)にどんなバンドかを纏めて貰った結果、こんな感じに↓
ニュートラル・ミルク・ホテル (Neutral Milk Hotel) は、アメリカ合衆国のインディー・ロックバンドで、1990年代に活動していた4人組です。バンドは ジェフ・マンガム (Jeff Mangum) を中心に結成され、その音楽は意図的に低音質なサウンドで、インディー・ロックとサイケデリック・フォークの影響を受けていました。
彼らの名盤とされるのは、1998年にリリースされた2ndアルバム『In the Aeroplane Over the Sea』です。このアルバムは、ピッチフォークなどの音楽メディアから非常に高い評価を受け、90年代の名盤として広く認知されています12。ジェフ・マンガムの独特の歌声と、アルバム全体の独創的で感情的なサウンドは、多くのファンに愛されています。
私が彼らを知ったのも『In the Aeroplane Over the Sea』が名盤として語られているのを見たからですね~。
ですが、名盤だけ聴くというのも寂しいので、今回それ以外のアルバムを聴いてみた次第です。
それでは1stから順番に。
Neutral Milk Hotelの全アルバムレビュー
On Avery Island(1996年)
まずは1stアルバムのOn Avery Island。
デビューアルバムなんですが、彼ら特有のLofiなサウンドが特徴的で、ドラムなんかは潰れてるんじゃないかと思うくらいの音質。
なんですが、これがやはりたまらないというか、若干サイケデリックな雰囲気をより引き出しています。
次作の『In the Aeroplane Over the Sea』に比べるとテンポが遅めの楽曲が多くて、全体的にどっしりとしている感じ。その分、より気だるげな感じが強い気がします。
全体的に素晴らしいIndie Rock・Folk曲が並んでいるんですが、一番目を惹くのはやはり日本人名っぽいNaomiが題された10曲目でしょうか。左で鳴り続けるLofiなアコギと、調整が狂ったようなアコーディオン?サウンドが癖になります。
ラストは13分にも及ぶ実験的なドローン楽曲なんですが、個人的にはドローンの中でもイマイチに感じた楽曲。これがなくて35分程度に纏まったアルバムだったらもっと好きになれたのかなと思ったり。
一番好きな楽曲:Naomi
In the Aeroplane Over the Sea(1998年)
音楽を漁っていれば必ず通ると言っても過言ではないと思うほど、名盤な2ndアルバム。あのPitchforkも満点をつけていたりする。
内容はアンネ・フランクの日記等に強い影響を受けているそうです。昔、一回和訳を読んで、感動や驚きとは別にすっと心に残り続けるような感じがあったのを覚えてます。
音楽は前作と変わらずLofiなサイケフォーク・ロックサウンド。ただ、こっちの方が若干音質はよくなっているような気がします。
前作と比べてテンポの速い疾走感のある楽曲が多い印象で、民族的な楽器が多く使われ、より表情豊かで耳に残る楽曲が増えています。39分とコンパクトなのもあり、聴いていて滅茶苦茶短く感じるほど刺激的ですし、何度聴いても飽きません。
このノイジーな感じがたまらないよね~。何処かメランコリックな響きがあるのもいい。
一番好きな楽曲:Holland, 1945
まとめ
個人的にはやはり2ndアルバムの方が好みだし、仮に薦めるなら聴きやすい2ndアルバムの方を薦めるのかなと思います。
ですが、どちらの二枚を聴いても損はしないんじゃないかと思います。
もし、聴いたことがない方がいれば、是非、聴いてみてください。