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Pitchforkの歴代の年間ベストアルバムを聴いていく【2020年~2023年編】

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雑記・コラム
この記事は約6分で読めます。

2010年~2019年編↓

 というわけで、今回も簡単な感想を書いていこうと思います。

 今回は2020年~2023年です。

 

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Pitchforkの歴代の年ベストアルバムを聴いていく

2020年:「Fetch the Bolt Cutters」- Fiona Apple

 2020年は約10年ぶりの10点がつけられた「Fetch the Bolt Cutters」です。

 ピアノと日常のものを使った打楽器で構成される楽曲たちはとても力強さを感じます。

 1曲目のI Want You To Love Meのピアノが美しく、2曲目のShameikaのアヴァンギャルドなピアノロックが刺激的です。

 Fiona Appleは私的には他の作品の方が好きなんですが、この作品も名盤ですね~。

Fiona Apple: Fetch the Bolt Cutters
Fiona Apple’s fifth record is unbound, a wild symphony of the everyday, an unyielding masterpiece. No music has ever sou...

 

2021年:「Heaux Tales」- Jazmine Sullivan

 2021年はまさかのLPじゃなくてEPがベストアルバムとかなり珍しい年。

 作品自体もなんだかPitchforkっぽくないよな~という印象。

 内容は純粋にいいネオソウル、R&Bだと思いますね~。

Jazmine Sullivan: Heaux Tales
Read Mankaprr Conteh’s review of the album.

 

2022年:「RENAISSANCE」- Beyoncé

 2022年はBeyoncéの作品。

 まさかのHouseということで、コロナの閉塞的な空気感を吹き飛ばすようなダンスアルバムだと思います。

 なんだかこの年から少しHouseが顔を出してきたような感じで面白かったですね。

 内容も最初はイマイチハマらなかったんですけど、聴いていくうちにハマっていって、スルメみたいな作品だと思いますね。

Beyoncé: Renaissance
Read Julianne Escobedo Shepherd’s review of the album.

 

2023年:「SOS」- SZA

 2023年のベストアルバムはSZAでしたね。

 個人的には結構意外だなと思ったアルバムです。まあ、アルバムが出たのが2022年の12月と2023年っぽくないからだとは思います。

 R&Bだったり、Trap的なHip Hopがあったりとかなり多彩で、バラエティに富んだ内容になってていいですね~。

 個人的にはGood Daysが一番好きな楽曲ですね。

SZA: SOS
Read Julianne Escobedo Shepherd’s review of the album.

 

まとめ

 1998年~2023年Pitchforkが選んだベストアルバムを聴いてみました。年代ごとで3記事にわけたんですが、1記事に纏めてもよかったかなと思ったり。

 こうして見てみると、意外と点数とランキングの順位が一致しているわけではなく、2023年もSZAよりも高い点数をつけたアルバムがあるなのにSZAが1位になったりしています。
 レビューの記事を見るとレビュー者の名前があるので、点数は個人に任せて、ランキングはPitchfork全体で決めている感じなんでしょうか? 実際のところはどうなんでしょうね~

PitchforkIndie Rock偏重」とか、「特定のアーティストはどの作品も点数が高い」みたいな話を何処かで見ましたが、確かにそう感じる部分は少しあります。

 全てのランキングを隅々まで見れているわけではないのですが、年ベストにもなったことのあるVampire WeekendBon Iverは基本的に点が高くて、Pitchforkが推してるような感じがします。また、Arcade Fireも途中まではかなり高くて、Animal Collectiveも基本的に高い。

 ですが、これらのアーティストは素晴らしい作品をいくつも出しているので、高くなるのも必然なのかなと思ったり。

 あと、最近はそこまでIndie Rock偏重じゃなくなっているような印象。色々と世間の動向を見ながら運営しているのかもしれませんね……ですが、時々「逆張りしてる?」と思うときもありますけどね。

 なにかの参考になれば幸いです。

 それでは今回はこんなところで~。

まとめ↓

1998年:「Aquemini」- OutKast

1999年:「Emergency & I」- The Dismemberment Plan

2000年:「Kid A」- Radiohead

2001年:「The Glow, Pt. 2」- The Microphones

2002年:「Turn On The Bright Lights」- Interpol

2003年:「Echoes」- The Rapture

2004年:「Funeral」- Arcade Fire

2005年:「Illinois」- Sufjan Stevens

2006年:「Silent Shout」- The Knife

2007年:「Person Pitch」- Panda Bear

2008年:「Fleet Foxes」- Fleet Foxes

2009年:「Merriweather Post Pavilion」- Animal Collective

2010年:「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」- Kanye West

2011年:「Bon Iver, Bon Iver」- Bon Iver

2012年:「good kid, m.A.A.d city」- Kendrick Lamar

2013年:「Modern Vampires of the City」- Vampire Weekend

2014年:「Run the Jewels 2」- Run the Jewels

2015年:「To Pimp a Butterfly」- Kendrick Lamar

2016年:「A Seat at the Table」- Solange

2017年:「DAMN.」- Kendrick Lamar

2018年:「Be the Cowboy」- Mitski

2019年:「Norman Fucking Rockwell!」- Lana Del Rey

2020年:「Fetch the Bolt Cutters」- Fiona Apple

2021年:「Heaux Tales」- Jazmine Sullivan

2022年:「RENAISSANCE」- Beyoncé

2023年:「SOS」- SZA