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【レビュー】「Dawn FM」-The Weeknd【感想】

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アルバム感想
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「Dawn FM」-The Weekndのレビュー及び感想

 大ヒットを記録したBlinding Lightsが収録された『After Hours』から約2年という短いスパンで発表された本作なんですが、架空のラジオ局というコンセプチュアルな作品になっています。

 色々なアーティストの楽曲に参加したり、スーパーボウルハーフタイムショーに選ばれたり、Grammyのボイコット等話題に尽きないThe Weekndだったわけですが、そんな中でもクオリティを落とさずに次作を出してきたのは当時は驚きましたね~

 彼らしいシンセをふんだんに使ったダンスミュージックがアルバムの大半を占めているわけなんですが、ダークっぽさが前作よりも強くなっているような気がします。いや、前に少し戻ったと言った方が正しいのかもしれませんけどね。

 ファンク的なTake My Breathや、ずっと鳴り続けるギターのフレーズが印象的なSacrifice、そして、亜蘭知子という日本人アーティストが1983年にリリースしたMidnight PretendersをサンプリングしたOut Of Timeなど、良い曲が揃っています。

 なにより、やはりThe Weekndボーカルがいいですね。結構強めにリバーブをかけているのが特徴的だと思っているんですが、それが一層クールに響かせているように思います。

 十分にいい作品だとは思いますが、やはり前作と比較すると突き抜けるような楽曲がない印象Blinding Lightsほどとは言いませんが、跳ねる楽曲がなかったのがちょっと物足りなかったなという感じですかね。

 仮に点数をつけるとしたら74点/100点という感じでしょうか。いい作品だと思います。

 是非、聴いてみてください。