「GUTS」-Olivia Rodrigoのレビュー及び感想
私はOlivia RodrigoさんはDrivers Licenseで知って、1stアルバムの『SOUR』も聴きました。
『SOUR』についてはそこまで好きになれなかったんですけど、最近の洋楽でロックな楽曲たちがここまで人気になることってあまりなかったので、次のアルバムも聴いてみたいなと少し楽しみに待っていました。
なんですが、アルバムが出てから、新曲やゲストとして他の楽曲に参加みたいな話をあまり聞いていなくて(単純に私が追いかけられていないだけかもしれませんが)、もしかしたら次にアルバムが出るのはもう少し先か……なんて思っていたんですが、意外とあっさりと2枚目が出ましたね。
先行曲のVampireとBad Idea Right?の時点で予感はしていたんですが、本作は前作以上にロックしている作品だと思いました。
Vampireのピアノの連打を基調とした疾走感のある爽やかなピアノロック、そして、Bad Idea Right?のようなヘヴィなギターリフが聴けるギターロックもあります。
それでいてしっかりとメロディもキャッチ―で、失恋的な歌詞も相まって、TikTokでバズってもおかしくない曲ばかりです。
特に前半はパンクだったりロックだったりと、勢いがあってとても好きですね。
逆に後半は大人しくなったようなイメージで、前半ほどの強烈さはあまりない感じ。Drivers License的なピアノを主体としたバラードチックな楽曲もあるんですけど、やはり運転免許証には適わないかなという感じで、もっとこの辺りは強さが欲しかったかなという感じ。
ただ、個人的には前作よりも本作の方が全然好きですね。ロックだからというだけではなく、全体的にとても印象に残る楽曲が多かったような気がします。
是非、聴いてみてください。
一番好きな楽曲:Vampire