「Squeeze」-The Velvet Undergroundのレビュー及び感想
The Velvet Undergroundはバナナアルバムが一番有名で、他にも後世のロックに影響を与えた作品をいくつか世に送り出したバンドですが、そんな彼らも、全ての作品の評価が高いわけではありません。
特にこの「Squeeze」というアルバムの評価はびっくりするくらいに低い。
主要メンバーが殆ど抜け、このアルバムを作った本人も「The Velvet Undergroundの作品ではない」と言って認めておらず、今年に出たRolling Stoneという音楽メディアの「偉大なアーティストの本当に酷いアルバムTop50」では、このアルバムが2位にランクインしています。
50 Genuinely Horrible Albums by Brilliant Artists
Horrible Albums By Brilliant Artists.
要するに駄作とされているわけなんですが、実際に聴いてみて私は「そこまで酷いか?」と思いました。
この年代特有のサイケデリックな要素も仄かに感じさせながら、ポップなロック・カントリーソングが揃っていると思います。
やっぱり音圧が弱かったり、スカスカだったりするのは否めないんですが、聴きやすい曲が多いなと感じました。
まあ、かといって強く印象に残る曲だとか、他の名盤とされている作品よりもいいかと言われるとそうではないんですが、そこまで酷評されるレベルなのかなと私は思ってしまいましたね。全然聴ける作品だと思います。
仮に点数をつけるとしたら60点/100点でしょうか。聴いてみたら意外と好きになれる作品なのかもしれません。
是非、聴いてみてください。
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