「The Beggar」-Swansのレビュー及び感想
今回はSwansの新譜「The Beggar」の感想及びレビュー記事を書いていこうと思います。
ずっと前から待っていた作品なのでとても楽しみでした。普段だったら収録時間2時間という文字を見た瞬間に聴くのをやめているんですが、Swansということで今回は凄いワクワクしながら聴き始めましたね。
で、聴いてみた感想なんですが、らしい刺激的なロックアルバムに仕上がっていると思いましたね。
これまでと変わらず、かなり実験的で重厚なロックです。しかし、だからといってこれまでのサウンドと全く同じかというとそうではないところがいいですね。
個人的には今回はフォーク的な要素が前面に出ている曲が多めなのが嬉しかったですね。後はコーラスが加わってるパートが結構あって、歌メロに若干力が加わっているような印象を受けました。
この静かな感じが私にはたまりませんでしたね。
無論、これまでと同様の実験性だとかカオスな感じはしっかりあって、特に40分にも及ぶThe Beggar Lover (Three)はそれが爆発しています。
もう、思いついたものを片っ端から詰め込んだような感じが好きです。あまり一つの曲という感じはなかったので、あまり長さを感じませんでした。
かなり満足な作品だったんですが、一つだけイマイチだったのはちょっと合わないポップな感じの曲があったことでしょうか。
別にポップな曲が嫌いなわけではないんですが、聴いていて違和感のあるポップさというか、上手く言葉にできないんですけど私には合わない感じの雰囲気の曲があったのは少し好きじゃなかったですね。
しかし、十分に名盤の雰囲気を漂わせる作品だと思いました。
是非、聴いてみてください。