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【レビュー】「qp」- 青葉市子 穏やかで素朴なフォーク【感想】

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アルバム感想
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青葉市子の「qp」
アルバム・2018年・10曲

 

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「qp」-青葉市子のレビュー及び感想

 今回聴いていったのは青葉市子さんが2018年に出したアルバム「qp」です。

 本作から2年後に『アダンの風』を出すわけですが、どちらかというと彼女の代表作である『0』の方に近い作品になっていると思います。

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 本作も青葉市子さんのアコースティックなギター一本で奏でられる、飾り気のない素朴なサウンドが素敵な作品になっています。

 しかし、かといって『0』と全く同じかというとそうではなく、微妙に音楽性は変わっているように思います。

『0』の頃はテンポだったり、強弱だったりを変化させて、結構自由に演奏している感じがあったように思います。その感情を反映させたような演奏が評価されている一つの要因だと私は思っているのですが、「qp」はそういった要素が薄まり、一定の調子で楽曲が進んでいく印象です。

 しかし、変わらずにどの楽曲も美しく、うっとりとしてしまいます。やはりアルペジオはいいですね~。

 また、青葉市子さんのファルセット成分が歌に多く含まれるようになったと思います。これがまた綺麗で聴いていると身震いしてしまいますね。「アダンの風」の要素も少し感じられるように思います。

 どの楽曲も心に沁みる素晴らしい楽曲ばかりなのですが、やはり前述の二枚と比べると楽曲が弱いかなという印象です。ただ、これはあまりにも贅沢な話で、十分に名盤だと思いますね。

 是非、聴いてみてください。

個人的に一番好きな曲:海辺の葬列