『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』-The Beatlesのレビュー及び感想
今回聴いていったのはThe Beatlesの8枚目のアルバムである『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』です。
本作も前作を引き継いだサイケデリックロックで実験的なアルバムとなっています。しかし、前作と比べるとそこまでサイケな感じはありませんし、サイケの面で新しいことはやっていないような気がします。
ならば、何処が実験的なのかというと、世界で初のコンセプトアルバムという面ですかね。
このアルバムは名前にもなっている『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』という架空のバンドのアルバムというコンセプトで作成されたアルバムなんですよね。この試みは本アルバムが初めてのことらしく、音楽を芸術にまで引き上げたと評価されたりしているそうです。
1曲目のSgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Bandから観客の声や拍手のような音が入っていて、なにも知らずに聴くとライブアルバムなのかと勘違いしてしまいそうですね。
今では当たり前の概念になっているコンセプトアルバムですが、その始まりがThe Beatlesというわけです。その事実だけでこのアルバムがどれだけ偉大なのかを理解できると思います。
なんですが……私は全然好きじゃないんですよねこのアルバム()
凄いということは理解できるんですが、だからといって好きになれるかというと話は別。
どうして好きになれないのかというと、単純にこのアルバムに収録されている曲が同時期のThe Beatlesの楽曲と比較すると弱いように感じるからですね。
うーん、やっぱり聴き直してもあんまり惹かれないんですよね。前作、前々作の方がやっぱり曲がいいと思います。この辺りは好みによるのかもしれませんけどね。
あと、このアルバムを語る上でよく「最後の曲であるA Day In The Lifeが素晴らしい」と聞くんですが、この曲もあまり好きじゃないんですよね。
中盤と後半に入ってくるカオスなストリングスは凄いと思うんですが、それ以外の部分は正直よさがよくわからないんですよね~。メロディ自体もそこまで惹かれなくて、The Beatlesの他の曲の方がキャッチ―でいいと思います。
個人的にこのアルバムで一番好きな曲を挙げるなら、8曲目のWithin You Without Youでしょうか。私、インド的な楽曲が好きみたいなんですよね~。この曲も好きです。
という感じで、今のところ滅茶苦茶好きにはなれていないアルバムですね。
歴史的に見て偉大なアルバムだとは思うのですが、未だに良さを理解できていないアルバムですね。もっと聴いたら好きになれるのかもしれませんけど、あまり好みじゃないものを好きになるまで聴くというのもなにか違うような気がするんですよね~。また気が向いたら聴こうかなと思います。
是非、聴いてみてください(次記事は下です↓)