『A Hard Day’s Night』- The Beatlesのレビュー及び感想
今回聴いていくのは3rdアルバムの『A Hard Day’s Night』です。邦題が『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』と滅茶苦茶ださ……奇抜であることで知られているアルバムですね。
また、これまでのアルバムではカバー曲が半分ほど占めていましたが、今回は全曲レノン=マッカートニーによるオリジナルのようです。レノン=マッカートニーって誰なのかというと、ポール=マッカートニーとジョン=レノンの共同名義ですね。なんとなく意外な事実でした。
それでは聴いていきましょう♪
全曲感想
※赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。
①A Hard Day’s Night
一曲目からテンションがあがる名曲ですね。コーラスのキレが素晴らしいです。ギターソロ?も聴いたことのないような音が鳴っていていいです。
②I Should Have Known Better
ハーモニカのメロディがいいですね。シンプルなポップソングといった感じの曲ですね。
③If I Fell
ちょっと陰りのある雰囲気がいいですね。ハモリも素晴らしいです。
④I’m Happy Just To Dance With You
このアルバムからドラム以外の打楽器的な音が入るようになった気がします。リズムにメリハリがついていいと思います。
⑤And I Love Her
アコギの優しげなサウンドがいいですね。録音の仕方なのか、立体的なギターの音が聴いていて心地いいですね。
⑥Tell Me Why
結構ノレル感じの曲ですね。楽しそうに弾いている姿が目に浮かぶ曲です。
⑦Can’t Buy Me Love
シンプルなロック曲。
⑧Any Time At All
繰り返されるAny Time At All~のロックな歌い方がかっこいいですね。ピアノとギターのユニゾンソロもクールです。
⑨I’ll Cry Instead
これまではドラムが単調な印象だったんですが、この曲はジャズっぽいライドシンバルでいいですね。
⑩Things We Said Today
アコギを中心としたポップなロックソングですね。ちょっと大人びた感じのボーカルがいいですね。
⑪When I Get Home
これもシンプルなロックポップソングといった趣の曲。ちょっとずれるドラムが気になる。
⑫You Can’t Do That
これもあんまり印象に残らないポップ曲といった感じ。だけど、キメとかがあってメリハリのある曲調になっていると思います。
⑬I’ll Be Back
アコギを主体とした曲ですが、これも音がいいですね~。
総評
前作と比べてバラエティ豊かな楽曲が揃っているアルバムだと思いました。
一曲目のA Hard Day’s Nightのようなポップな曲は言わずもがな、三曲目や五曲目のようなアコギを使ったしっとりとした曲もあり、聴いていて楽しかったですね。ドラム以外の打楽器が入ったりして今までとちょっと違うリズムを作ったり、キメのような展開があったりと、確実にこれまでのアルバムよりも曲のクオリティが上がっているように思いました。
ただ、後半の曲がちょっと弱いかなと思いました。短いアルバムではあるんですが、後半はちょっと飽きてきちゃいましたね。
是非、聴いてみてください。