『GOOD LUCK』- DEBBY FRIDAYのレビュー及び感想
今回聴いていくのは、DEBBY FRIDAYの『GOOD LUCK』です。私の知らないアーティストさんだったんですが、本作がデビューアルバムのようですね。
DEBBY FRIDAYは、トロントに拠点を置く実験的なミュージシャンです12。彼女はナイジェリア生まれ、モントリオール育ちで、2018年にモントリオールからバンクーバーに移りました13。彼女は2018年に初のEP『Bitchpunk』をリリースし1、2019年8月には2枚目のEP『Death Drive』をリリースしました4。このアルバムはBandcampの「Album of the Day」に選ばれ4、Pitchforkから7.2の評価を受けました。2023年1月、彼女はデビューアルバム『Good Luck』がSub Popから2023年3月24日にリリースされることを発表し、同時に「So Hard to Tell」という曲を公開しました。彼女は音楽だけでなく、映像や文章など多様な表現方法を使って、権力や神秘やエロティシズムなどのテーマを探求しています3。
1. en.wikipedia.org2. debbyfriday.com3. debbyfriday.com4. avyss-magazine.com
こんな感じのアーティストらしいですね。楽しみです。
それでは聴いていきましょう♪
全曲感想
※赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。
①Good Luck
インダストリアルなシンセサウンドがたまりませんね。
②SO HARD TO TELL
加工されたようなボーカルのリフ？で進んでいく曲ですね。女性ボーカルもいいです。
③I GOT IT
うねるような凶悪極まりない低音がいいですね。重みのあるバスドラもあわさり、ダークなダンス曲になってます。
④HOT LOVE
前曲に引き続き唸るような低音がいいですね。インダストリアルっぽさも感じる強烈なサウンドがたまりません。
⑤HEARTBREAKERRR
これも割れそうなほどの低音と、プラック的なサウンドがたまりませんね。後半のノイズが入ったカオスなパートも素晴らしいです。
⑥WHAT A MAN
エレキギターも入ってきてかっこいい曲ですね。かなりロックでいいです。今までの曲と比べるとシンプルな分、ギターがかなり目立ってますね。
⑦SAFE
加工されたボーカルが癖になりますね。インダストリアルなシンセ音がこれまた耳に残ります。
⑧LET U DOWN
リバーブのかかったスネアが空間を作っていていいですね。
⑨PLUTO BABY
最初はバスドラだけで進んでいきますが、だんだんこれまた強烈な音が足されていくような構成。
⑩WAKE UP
二分もいかないくらいの短い楽曲。何処か神秘性すら感じるサウンドがいいですね。
総評
インダストリアル味のあるエレクトロサウンドがクールな作品だと思いました。
かなり凶悪なシンセやプラック、低音を鳴らしながらもちゃんとダンスポップ的に仕上がっているのがいいですね。女性ボーカルも強烈なサウンドに負けない、力強い声でよかったです。
ただ、サウンドはいいんですが曲があんまりと思う楽曲がいくつかあったので、もうちょっと曲のクオリティが上がったらなと思います。こればかりは私の好みでしかないんですけど、ちょっと足りないなと思いました。
是非、聴いてみてください。
