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【レビュー】『Food for Worms』- shame【感想】

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アルバム感想
この記事は約6分で読めます。
Shameの「Food for Worms」
アルバム・2023年・10曲

 

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『Food for Worms』-shameのレビュー及び感想

 今回聴いていくのはshameというバンドが今年の二月に発表した『Food for Worms』です。私は彼らの前作にあたる『Drunk Tank Pink』は聴いていて、結構好きな作品なので、本作も聴くのが楽しみです。

シェイム(Shame)は、イギリスのサウスロンドン出身のオルタナティブ・ロックポスト・パンクバンド。アメリカのレーベルデッド・オーシャンズ所属。2018年1月12日発売のアルバム「Songs of Praise」は、ニュー・ミュージカル・エクスプレスピッチフォーク・メディアなど各方面の評論家筋から高い評価を得た。 ピッチフォーク・フェスティバルなど海外フェスにも多数出演するほか、デビュー前ながらイギリスのシンガーソングライター、ビリー・ブラッグの招待でグラストンベリー・フェスティバルに出演を果たし、話題となった。 ツアー用アートワークにテリーザ・メイ首相の写真を使用するなど、社会的メッセージを積極的に持ち込んだ作風を特徴とする。 2019年7月26日、フジロックフェスティバルに出演予定。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0

 それでは聴いていきましょう♪

 

全曲感想

赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。

①Fingers of Steel
 結構直球なロックソング。終盤にノイジーなギターが入ってきます。ちょっとパンク味を感じる。

②Six-Pack
 ちょっと懐かしい感じのパンクロック曲。ワウが入ったギターがたまらないですね。途中で雰囲気が変わる展開もGood。

③Yankees
 開幕のギターのちょっとしたずれが癖になりますね。ちょっと不安定な感じの音色のギターがいいですね~

④Alibis
 繰り返されるボーカルフレーズが癖になる曲ですね。結構オーソドックスなサウンド。

⑤Adderall
 スローテンポな曲……かと思ったら段々と激しくなって盛り上がっていく曲。かき鳴らすようなギターサウンドも素敵。

⑥Orchid
 アコギのストロークが主体となっている楽曲。右チャンネルで流れるギターのアルペジオがいいですね。美しい曲だと思います。

⑦The Fall of Paul
 荒々しいギターがいいですね。ちょっとインダストリアルっぽさも感じます。結構カオスなサウンドで聴いていて面白いです。

⑧Burning By Design
 リバーブのかかったギターが綺麗です。ちょっとドリームポップな感じがあっていいですね。メリハリのある展開で好きです。

⑨Different Person
 繰り返される二音の不穏なアルペジオがいいですね。入ってくる動き回るベースラインとドラムも素晴らしい。不穏な雰囲気がたまりません。不思議な浮遊感のあるギターサウンドが心地いいです。

⑩All The People
 ラストはシンプルなロック曲で締め。ヘロヘロなボーカルのメロディラインが泣かせますね。大団円といった感じで終わっていきます。

 

総評

 尻上がりに盛り上がっていくパンクロックアルバムだと思いました。

 前半は結構オーソドックスなパンクロックをしているんですが、前作の『Drunk Tank Pink』の楽曲に比べるとちょっとインパクトが弱くて、今回のアルバムはイマイチかなと思ってしまいました。 

 しかし、後半の楽曲がとても素晴らしく、その評価はひっくり返ってしまいましたね。荒々しさも感じさせながら、ギターのアルペジオで美しい音を鳴らしたり、音を加工して独特な雰囲気を醸し出したりと、面白いことをやっていて後半はノリノリで聴くことができましたね。

 是非、聴いてみてください。