※当サイトには、商品プロモーション等が含まれている場合があります。

【レビュー】『The Valley of Vision』-Manchester Orchestraを聴く【感想】

スポンサーリンク
この記事は約4分で読めます。
※私はAmazon Music Unlimitedで音楽を聴くことが多いです。音質もよく、人によっては無料で体験できます。 Amazon Music Unlimitedの登録はこちらから
スポンサーリンク

『The Valley of Vision』-Manchester Orchestra

 今回、聴いていくのはManchester Orchestraの新アルバム『The Valley of Vision』です。

 TwitterのTLを眺めていたら、このアルバムを褒めている人がいたので聴いてみようと思った次第です。どういったアーティストなのかと思って調べるとこんな感じのアーティストのようです↓

Manchester Orchestraは、2004年にアメリカのアトランタで結成されたインディーロックバンドです1。メンバーは、リズムギターとボーカルのAndy Hull、リードギターのRobert McDowell、ベースのAndy Prince、ドラムのTim Veryです1。これまでに6枚のスタジオアルバムをリリースしており1、最新作は2021年4月に発売されたThe Million Masks of Godというタイトルです2。彼らは音楽的に豊かなイギリスの都市マンチェスターにちなんで名付けられました1。彼らはロラパルーザやコーチェラなどの大規模な音楽フェスティバルにも出演しています1

 オーケストラなのにバンドなんかい。

 そして、マンチェスター出身じゃないんかい。

 色々突っ込みどころはありますが、インディーロック系統は好きなので楽しみです。それでは聴いていきましょう。

全曲感想

赤太字は一番好きな曲、赤字は好きな曲です。

①Capital Karma
 ピアノのゆったりとした単音リフを主体とした曲。ボーカルのリバーブがかかったハモリも美しい。ビートのない、シンプルながらも深みのある楽曲だと思います。ただただ美しいです。アンビエント味を仄かに感じます。

②The Way
 これまたピアノ主体の楽曲。バスドラムによって1曲目よりかはリズムははっきりとしています。ストリングスが左から右へと動いているのが微かに聴こえてくるのがいい。最後に僅かに盛り上がっていくのもいいですね。

③Quietly
 浮上したり、沈んだりするピアノの音がいいですね。加工されたハモリは結構使い古された感がありますが、やはり冷たさを助長させる感じでやはり素晴らしい。後半からちょっとアップテンポな感じになって雰囲気がガラッと変わるのもGood。これまでなかったエレキギターやノイズっぽい音も混じり、飽きさせない構成になってますね。

④Letting Go
 ドラムのスネア?っぽい音がいい感じにはまってると思います。シンプルで素朴な感じのサウンドがいいですね。

⑤Lose You Again
 アコギのアルペジオに導かれるように進んでいく曲。あまり印象には残らなかったなあ。

⑥Rear View
 アルバムの中で一番長い曲(と言っても5分だけど)。音数が結構絞られている感じ。リバースしたような音が両耳から微かに聴こえてくる。しかし、後半で堰を切ったように音数が増えて盛り上がります。

 

総評

 全体として、とても穏やかなアルバムだなと思いました。ビート感は結構薄く、ギターよりもピアノの方が目立っていて、ロックというよりもアンビエント的な要素の方が強く感じました。平易な調子でずっと進んでいくので、もうちょっと強弱のある曲があったら嬉しかったなという感じ。ですが、6曲25分なのですんなり聴けましたね。

 穏やかでゆったりとした曲を聴きたい人におすすめなアルバムだと思いました。

 是非、聴いてみてください。

※因みに私はAmazon Music Unlimitedで聴いています。おすすめです↓