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【レビュー】『X&Y』- Coldplay 1stから聴く【感想】

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アルバム感想
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『X&Y』-Coldplayのレビュー及び感想

 Coldplayが影響を受けているRadioheadは「Radioheadは二枚目までのバンドだ」なんて言う人もいるという話を聞きますが、Coldplay自体も同じく「Coldplayは二枚目までのバンドだ」と言われてそうなのは私の偏見でしょうかね?

 どうしてそう思うのかというと、このアルバム辺りからかなりPopな方面に舵を切っているような気がするからですね。このアルバムは二枚目のアルバムと比べて、曲の迫力が増したような気がします。なんというか、音数が増えて壮大な感じの曲が増えたような気がするんですよね。

 実際に聴いてみると一枚目の頃にあった素朴さというか暗い感じは少なくなっていて、一枚目二枚目が好きな人にとってはここからのアルバムは好きじゃないのかなと思ったり。

 一曲目の「Square One」はシンセ音とエレキギターが印象的な曲ですね。これまでのアルバムと比べると、全体的に音が分厚いような気がします。

 二曲目の「What If」は二枚目にあった「The Scientist」のように最初はピアノ主体からバンドサウンドが入ってくるような構成の曲なんですが、比べて見ると明らかにこっちの方が壮大なサウンドに仕上がっていますね。個人的には好きな曲なんですが、受け付けない人もいるんでしょうね。

 四曲目の「Fix You」は大が付くほどの名曲ですね。オルガンとピアノの穏やかな感じで進み、アコギが入ってそして最後にはバンドサウンドが……という、教科書のようなどんどん盛り上がっていく曲。殆どがファルセットで歌われているのも特徴的ですね。素晴らしいバラードソングですね~

 7曲目の「Speed of Sound」はちょっと不思議な感じの曲。ポップなようでポップじゃない感じ。なんだか、継ぎはぎしたような曲調に個人的には聴こえてあまり好きじゃないです。

 …………

 個人的には「Square One」「Fix You」といった好きな楽曲も収録されていていいんですが、あまり好きじゃない曲(特に後半辺り)も結構あったりして評価に悩んでしまう作品ですね。13曲で収録時間が1時間超えとちょっと長めなのも悩ましい。私としては1stの雰囲気が好きなので、好きとまではいかないかな……という感じですね。

 ですが、全体的にポップな曲が多めなので聴きやすいとは思います。

 是非、聴いてみてください。