完全に忘れていたんですが、今年のGrammy賞にノミネートされた作品が発表されましたね。
グラミー賞(グラミーしょう、英語: Grammy Awards)は、ザ・レコーディング・アカデミーが主催する音楽賞。当初はグラモフォン・アウォード(Gramophone Award)と呼ばれており、現在は単にグラミー(Grammy)と呼ばれることが多い。アメリカ合衆国の音楽産業において優れた作品を創り上げたクリエイターの業績を讃え、業界全体の振興と支援を目的とする賞だが、今日世界で最も権威ある音楽賞のひとつとみなされており、テレビにおけるエミー賞、舞台におけるトニー賞、映画におけるアカデミー賞と同列に扱われる。毎年2月に授賞式が行われ、著名なアーティストによるパフォーマンスや代表的な賞の授賞の模様が全米をはじめ世界の多くの国で放映される。
毎年、「なんでこれが入ってないんだ!」と憤ることもあれば、「知らない作品だ……聴いてみよう」となることもあります。
色々言われてますが、毎年楽しみですね。
今回は主要四部門(Album of the Year、Record of the Year、Best New Artist、Song of the Year)を予想してみます。
全然チャート順位も見ていない、音楽知識もそこまであるわけではない素人の予想ですが、娯楽の一つになれたら嬉しいです。
Grammy2025を受賞する作品を勝手に予想してみる【主要四部門編】
Album of the Year
まずはAlbum Of The Yearから。個人的には主要四部門の中でも一番重要というか、大きい賞だというイメージがあります。
New Blue Sun – André 3000
COWBOY CARTER – Beyoncé
Short n’ Sweet – Sabrina Carpenter
BRAT – Charli xcx
Djesse Vol. 4 – Jacob Collier
HIT ME HARD AND SOFT – Billie Eilish
Chappell Roan The Rise And Fall Of A Midwest Princess – Chappell Roan
THE TORTURED POETS DEPARTMENT – Taylor Swift
この中で唯一聴いたことがなかったのがChappell Roanの作品。
なんで聴いてなかったんだ……となるくらいにいいシンセポップですね。
ジャンルは違いますが、声質といい何処かolivia rodrigoを彷彿とさせます。良曲が揃っていていいアルバムです。
チャート順位も申し分ないので受賞の可能性は全然ありそう。
André 3000は今年扱いなんですね。こうしたボーカルのないジャズ的な作品がノミネートされるのは最近だと珍しい気もします。
Beyoncéは普段であれば「今年こそあるか……?」となるんですけど、今年は件の話でそうはなりにくいと思っていて、ノミネートされたことに驚きましたね。今、どんな話になってるんだろう? とりあえず受賞はしにくい空気はあるように思います。
Jacob Collierは……流石にないと思うな~。本作は特に評価が低いですしね。
Sabrina Carpenterはかなり順当。ポップで聴きやすい楽曲を多く送り出してますし、素敵なポップ作品だと思います。
Charli xcxはアルバムが各所で絶賛されていましたし、間違いなく昨今のシンセポップのアイコンになりそうな存在になっていると思いますね。
Billie Eilishはまあノミネートされるでしょうね。作風が結構変わりましたが、しっかりとヒットさせてきたのは本当に凄い。
Taylor Swiftはもう何度目なんだというノミネート。まあ、外せませんよね。
ぱっと見「あれ?」と思ったのはPost MaloneがAOTYではノミネートされなかったことでしょうか。
年必ずといっていいほど毎年カントリー枠があるし、今年はBeyoncéもカントリーですが外れると思っていたので、Post Maloneがと思っていたのですが……意外でしたね。
さて、受賞予想ですが……
本命:HIT ME HARD AND SOFT – Billie Eilish
次点:BRAT – Charli xcx
大穴:New Blue Sun – André 3000
Taylor Swiftは流石にない(去年も言ったけど)。取るにしても今年のアルバムはとらないんじゃないかな。Jacob Collierも評価やチャート順位を見てもないと思います。Beyoncéも今回は見送られると思います。
Sabrina CarpenterやChappell Roanも全然可能性はありそうですが、新New Artistにノミネートされているアーティストが取るのが最近のグラミーだとイメージがわかないですね。去年もTaylorだったし、それなりのベテランが取りそう(Sabrinaはそもそも新人なのかどうかはおいといて)。
André 3000もジャンル的には受賞はなさそうなんですが……確か2008年くらいにジャズが受賞したことがあった記憶があるんですよね。André 3000もかなり歴のある人ですし、サプライズ受賞があるかも。
となると本名はCharli xcxかBillie Eilishなんですが……迷いますがBillie Eilishかな。単純にこれは私がBRATよりもHIT ME HARD AND SOFTの方が好きだからですが。
Record of the Year
“Now and Then” – The Beatles
“TEXAS HOLD ‘EM” – Beyoncé
“Espresso” – Sabrina Carpenter
“360” – Charli xcx
“BIRDS OF A FEATHER” – Billie Eilish
“Not Like Us” – Kendrick Lamar
“Good Luck, Babe!” – Chappell Roan
“Fortnight” – Taylor Swift Featuring Post Malone
意外だったのはやはりThe Beatlesですかね。完全に頭から抜けてました。
Kendrick LamarのNot Like Usは本当にヒットしましたね。ビーフが起きたこと自体に驚きましたが、あれがあったからこそ今年のヒップホップは呼吸ができた部分はあるような気がします。去年同様にHip Hopは全然ノミネートされてないですしね……
Post Moloneはフィーチャリングでのノミネートですが、I Had Some Helpはノミネートなし。エントリーしてないだけなのかな……別の所ではノミネートされてるんですけどね。やはりBeyoncéに食われたのか。
あとはBenson Booneもなし。ロック枠はThe Beatlesということでしょうか。
さて、受賞予想ですが……
本命:"Not Like Us" – Kendrick Lamar
次点:"Espresso" – Sabrina Carpenter
大穴:"Now and Then" – The Beatles
まあ、今年を代表するのはやはり“Not Like Us”でしょう。
Kendrick Lamarはどうしてか主要四部門を取らせてもらえてないんですが、今回受賞してDrakeの脳みそを破壊しましょう()。まあ、グラミーは彼に愛想尽かされているとは思いますが……
対抗はEspresso。単純に私が好きな曲だからです。
大穴はThe Beatles。グラミーはそういうことをしてくる()
Song of the Year
次はいまいちROTYとの違いがわからないSong of the Year(SOTY)です。一応作詞者作曲者に対する賞らしい。
最近はメッセージ性が強い楽曲が受賞しているイメージで、あまりチャート順位とかを気にしていない感じがします。
“A Bar Song (Tipsy)” — Sean Cook, Jerrel Jones, Joe Kent, Chibueze Collins Obinna, Nevin Sastry & Mark Williams, songwriters (Shaboozey)
“BIRDS OF A FEATHER” — Billie Eilish O’Connell & Finneas O’Connell, songwriters (Billie Eilish)
“Die With A Smile” — Dernst Emile II, James Fauntleroy, Lady Gaga, Bruno Mars & Andrew Watt, songwriters (Lady Gaga & Bruno Mars)
“Fortnight” — Jack Antonoff, Austin Post & Taylor Swift, songwriters (Taylor Swift Featuring Post Malone)
“Good Luck, Babe!” — Kayleigh Rose Amstutz, Daniel Nigro & Justin Tranter, songwriters (Chappell Roan)
“Not Like Us” — Kendrick Lamar, songwriter (Kendrick Lamar)
“Please Please Please” — Amy Allen, Jack Antonoff & Sabrina Carpenter, songwriters (Sabrina Carpenter)
“TEXAS HOLD ‘EM” — Brian Bates, Beyoncé, Elizabeth Lowell Boland, Megan Bülow, Nate Ferraro & Raphael Saadiq, songwriters (Beyoncé)
ShaboozeyとBeyoncéでカントリー枠2枠あるやん! ポスティはどうして……私が知らないだけでノミネートされない理由があったり?
Lady Gaga, Bruno Marsのレトロな雰囲気がたまらない“Die With A Smile”もノミネート。どちらもグラミーでは人気ですし、Bruno Marsも受賞しまくりなので強そう。滅茶苦茶いい曲やし。
Sabrinaはこっちでは“Please Please Please”がノミネート。時折こういうのがあるけどどういう基準なんだろうか?
さて、受賞予想ですが……
本命:"Die With A Smile" — Dernst Emile II, James Fauntleroy, Lady Gaga, Bruno Mars & Andrew Watt, songwriters (Lady Gaga & Bruno Mars)
次点:"BIRDS OF A FEATHER" — Billie Eilish O'Connell & Finneas O'Connell, songwriters (Billie Eilish)
大穴:"Not Like Us" — Kendrick Lamar, songwriter (Kendrick Lamar)
正直全然どの曲が取るか予想できなかったです。
人気者な二人ということで本命は“Die With A Smile”にしました。いかにもこういう楽曲が好きそうだもんな~というのもありますが。
次点は“BIRDS OF A FEATHER” です。クレジットされている人数が少ないほど取りやすいイメージがあるんですよね。去年も受賞したんですが、この二人がまたとってもおかしくはないと思います。
大穴はNot Like Us。ROTYで受賞予想したんですが、もしかしたらどっちも取っちゃうことがあるかもという期待を込めてです。
Best New Artist
新人賞。
だけど、「この人新人なん?」となるノミネートがあったり、基準がイマイチよくわかりません。あと、歴代の受賞アーティストが以降、躍進しているイメージがあまりない……
Benson Boone
Sabrina Carpenter
Doechii
Khruangbin
Raye
Chappell Roan
Shaboozey
Teddy Swims
順当に行けば他の主要部門に全部ノミネートされているSabrina CarpenterとChappell Roanの一騎打ち……となりそうですが、Benson Booneがここで登場。
他の主要部門にノミネートされない代わりにBest New Artistは君たちに……というのもありえます。
他にもShaboozeyも全然おかしくなさそう。Doechiiも人気ですし、Teddy SwimsもLose Controlを全米一位に送り出しています。Rayeは全然知らなかったんですが、Youtubeでも一億以上再生されていますし、かなりヒットしたっぽい。私も全然だめですね~。
Khruangbinも初めて知ったんですが、聴いた感じ結構よさそうなサウンド。受賞はしなさそうですが、ちょっと興味が湧いたバンドですね。
さて、受賞予想ですが……
本命:Chappell Roan
次点:Sabrina Carpenter
大穴:Benson Boone
やっぱり主要部門にノミネートされているということでSabrina CarpenterとChappell Roanの二人を予想。
本命をChappell RoanにしたのはやはりまだLPを一枚しか出していないためです。Sabrina Carpenterは今年大ヒットしたアーティストではありますが、それなりにアルバムを出してますからね。
大穴はBenson Boone。全然ありそうです。
まとめ
今から授賞式が楽しみです。
暇があったら気になった他部門の予想もしてみようかな。